内容説明
マリネリス峡谷のカンドール・カズマを基地として、7つの地点の探査に向かう―。アリゾナ大学との共同研究による最新の有人火星探査プログラムに沿った、火星の歴史46億年と地球の未来研究の書。海水消失、プレート運動停止、磁場消失、生命絶滅etc. 火星に地球の未来が見える。
目次
第1部 人類、火星に降り立つ(火星へ!;有人火星探査1―火星の生命を探すプログラム;有人火星探査2―火星のプレート運動を探すプログラム;火星探査への道のり―天体望遠鏡による火星観測時代とローウェル;火星の運河の正体―火星探査時代の始まり)
第2部 火星に地球の未来が見える(火星の大地と生命の歴史四六億年―水の惑星だった頃の火星~海洋の消失;火星生命はどこまで進化したか?;火星に地球の未来が見える)
著者等紹介
丸山茂徳[マルヤマシゲノリ]
東京工業大学大学院理工学研究科教授。アリゾナ大学客員教授。専門は、変成岩岩石学。1994年、地球のプレートテクトニクスの不完全性を克服するプリュームテクトニクスを提唱。98年、ビック・ベーカーに招かれ、火星と火星の生命進化の共同研究を推進、火星のプレートテクトニクスの歴史、海洋の歴史などの総括的シナリオを提唱した。共同研究は現在も続行中。2000年AAASフェロー、2006年紫綬褒章
ベーカー,ビック[ベーカー,ビック][Baker,Victor R.]
アリゾナ大学惑星科学・陸水科学室教授。地球、火星、金星の表層の堆積物の研究を行い、これまでに350の論文、16の著書(共著を含む)を出版。1998年アメリカ地質学会会長
ドーム,ジェームス[ドーム,ジェームス][Dohm,James M.]
アリゾナ大学研究員。地球、火星、金星表層の地質、表層堆積物の研究専門家。1988年から火星の地質学の研究を推進し、近未来の火星探査計画を念頭に置いたアタカマ砂漠でのローバー実験に参画中。これまでに火星の地質図を5枚完成させ、70の論文を執筆、5つの著書(共著を含む)がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あきら
030314
sfこと古谷俊一