内容説明
本書は、蛋白化学はもとより遺伝子工学、蛋白工学を基調とした抗体の解剖と再構築を試みている。また、ワクチンの遺伝子工学ないし蛋白工学からの可能性を概観し、ワクチン工学の構築に向け現状を分析し、将来を展望している。
目次
1 抗原の蛋白工学(エピトープの解析;抗体分子の超可変領域の構造;MHCの遺伝子解析とT細胞レセプター)
2 モノクローナル抗体の蛋白工学(モノクローナル抗体;アブザイム;キメラ抗体とその応用;モノクローナル抗体の診断薬への応用)
3 ワクチン工学(ワクチン工学の現状と展望;インフルエンザワクチン;組換えポリオワクチン;エイズワクチン;成人T細胞白血病ワクチン;ウシ白血病ワクチン;B型肝炎ワクチン;リンダペストワクチン;組換えマラリアワクチン)
4 抗体の蛋白工学―バイオマジックハンドの構築