講談社現代新書<br> 会社コンプライアンス―内部統制の条件

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講談社現代新書
会社コンプライアンス―内部統制の条件

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  • サイズ 新書判/ページ数 213p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061498778
  • NDC分類 335.15
  • Cコード C0236

内容説明

不祥事が続々と起きている!!会社を生き延びさせるための新会社法とJSOX法の核心を、司法試験のカリスマ塾長が新しい視点から解説。

目次

第1章 会社のコンプライアンスとは何か―アクセルとブレーキとハンドルのバランスをとる意味
第2章 企業の不祥事、企業の改革―新会社法やJSOX法で「内部統制」が注目される理由
第3章 日本人は「監視システム」に抵抗がある―新会社法やJSOX法は誰の利益を守るのか
第4章 コンプライアンスが果たされないとどうなる―「法的制裁」と「社会的制裁」の大きな違い
第5章 リスクマネージメントの考え方―「情報の共有」コミュニケーションの重要性
第6章 コンプライアンス体制を確立するのはトップの責務―従業員が監視される対象ではなく、監視する時代へ
第7章 会社は本当は誰のものか―憲法の理念と通底する「他者への共感」精神

著者等紹介

伊藤真[イトウマコト]
1958年生まれ。東京大学在学中に司法試験合格。95年、「伊藤真の司法試験塾」を開設し、論点ブロックカード、フローチャートなど「伊藤メソッド」と呼ばれる独創的な学習法を導入し、多くの短期合格者を輩出、高度で親身な講義と高い合格率により、「カリスマ講師」として熱烈な支持を集める。現在は「市民のために働く法律家の育成」を指導理念に、「伊藤塾」塾長として、司法試験や法科大学院入試をはじめとする法律資格試験、公務員試験の受験指導を幅広く展開するほか、各地の自治体・企業・市民団体などの研修・講演に奔走する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

白義

8
細かいコンプライアンス解説ではなくて、コンプライアンスの本質、それを進めていくことがなぜ社会や個人、そして企業自身のためになるのかという理念と精神を分かりやすく、根っこの方から語ったとても優れた入門書。情報公開に消極的な組織は隠蔽と見なされ、余計組織の立場が悪くなる、というのは最近でも大津市の市立中学や教育委員会のいじめに対する不祥事を見ると納得。他者への共感を根本理念にしたコンプライアンス、内部統制は従業員にもよく、憲法の精神に繋がるという解説もごもっともで、素晴らしい読後感だった2012/07/24

アルゴン

2
★★★★  司法試験塾の塾長が書いたということもあり、最近のコンプライアンス、J-SOX法、内部統制の傾向なんていうオカタイ話になるのかと思いきや、案外概念論が中心。なぜこういった法律を守らないといけないか、ある程度納得できてよかったです。いろいろしちめんどくさいことを言われていますが、これらの法律が作られるようになった理由はわりと基本的なものなのですね。2014/08/17

KAZOO

2
コンプライアンスの考え方やなぜコンプライアンスが必要なのかなどという基本的な部分を説明してくれています。やや細かい実務的なところはあまりないのですが、若干の事例などもあり、最初にコンプライアンスに取り掛かるにはいい本なのかもしれません。2013/05/25

atatatata

1
コンプライアンスを理解することのよいきっかけとなった。書面化する事が企業を守ると言うことは非常に納得出来る。また法律が他社への共感と言うことについてもなるほどと思える。2020/07/19

Hidekazu Asai

1
民主主義とは権力者を監視するシステムだという民主主義の基本から解き明かし、日本の会社がいかに「和の精神」から脱し、コンプライアンスを基礎とした会社へと変化を促す本です。2019/10/22

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