講談社現代新書
北朝鮮に潜入せよ

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  • サイズ 新書判/ページ数 242p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061498365
  • NDC分類 391.3
  • Cコード C0231

内容説明

歴史から消された秘密工作員たちの悲劇!スカウト、訓練から拉致、爆破まで韓国vs.北朝鮮の暗闘を描く。

目次

プロローグ 軍事境界線を越えた工作員・金正植の証言
1章 存在を消された「特攻兵士」
2章 潜入工作の開始
3章 工作の全貌―スカウトから訓練、潜入、除隊後まで
4章 潜入工作の周辺で
5章 実尾島事件の真実
6章 北朝鮮の韓国潜入工作
7章 今も続く秘密工作
終章 癒えない傷

著者等紹介

青木理[アオキオサム]
1966年、長野県生まれ。慶応大学文学部卒。1990年、共同通信社に入社、大阪社会部、成田支局を経て、東京社会部で警視庁整備・公安などを担当。2002年から2006年までソウル特派員。現在、東京外信部勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おいしゃん

23
韓国から北朝鮮へ、国から潜入工作を命じられた兵士たちを描く。帰還を想定していない事実上片道切符の過酷な任務であり、また任務の性質上たとえ本人が命を落としても誰にも伝えられない、といった虚しすぎる彼らの境遇が、ただただやり切れない。2023/12/05

ちゃーりー

3
朝鮮半島を二分する軍事境界線を越えて北朝鮮へ潜入する「北派」工作員。工作員の多くは、貧しさのなかで苦しみ、甘言に弄して勧誘された、若者たち。心身の限界を超える、生き地獄の訓練の先に待っているものは…。雨宮処凛と佐高信の対談集「貧困と愛国」を思い出した。2015/01/01

そーすけ

2
142*甘い言葉に騙され、国家に利用され、人生を破壊された人々。国家の悪。2023/09/04

kyan

2
重いテーマ。 時代の流れの中で、発生した表にはあまり出てこない歴史。 今の、華々しい韓国の裏の歴史であり、存在する事実。 戦争というものの影響、権力者の欲、各国の思惑、 そんな大きな力に翻弄された人々がいたということを知らされた。 日本もその歴史の流れに関係がある。 北派が今でもあるのかどうかは、凡人にはわからないが、 今の北朝鮮情勢を、毎日のニュースで見るところで、 形は違えど、残っているものがあるのだと認識せざるおえない。 当方ごときでは、感想として評価できるないので、★マークは無し。2017/11/24

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