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講談社現代新書
検証・山内一豊伝説―「内助の功」と「大出世」の虚実

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  • サイズ 新書判/ページ数 227p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061498129
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0221

内容説明

新書版『功名が辻』「千代」の内助の功はどこまで本当か?「土佐藩主」は大出世ではなかった!新史料で謎多き武将の実像に迫る。

目次

第1章 流浪時代と「黄金十両の名馬」(主君と父を失って;夫人の出自と「名馬購入伝説」)
第2章 秀吉の天下と「天皇献上の小袖」(功名は戦場にあり;秀吉と秀次の間で ほか)
第3章 関ケ原の戦いと「笠の緒の密書」(家康を落涙させた小山軍議;一世一代の「内助の功」)
第4章 「土佐二十四万石」の真実(長宗我部旧臣の抵抗;「一豊大出世伝説」を覆す ほか)
第5章 藩祖夫人の「最後の戦い」(終わっていない「乱世」;見性院、決意の上洛 ほか)

著者等紹介

渡部淳[ワタナベジュン]
1962年、大分県生まれ。名古屋大学大学院博士課程修了。財団法人土佐山内家宝物資料館で、山内家から高知県へ移管された約七万点の古文書・和書漢籍・美術工芸品の整理、調査、展示などにあたっている。学芸員を経て館長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

10
山内一豊とその妻に関しては、伝説に過ぎない事柄が多いこと、一豊自身もなかなかの名将であったことなどがつづられる。大河ドラマはあまり覚えていないけれど、イメージとは造られていくものなのだなと感じた。2012/09/29

maito/まいと

5
内助の功の実態や、土佐の石高水増し疑惑といった話しにも注目だが、数度の領地替えを経験した集団ならではの、経営の手際の良さが山内家の隠れた力だったのだな、と感心した。さすがは信長・秀吉・家康の戦国時代を生き抜いた家。たとえ派手さはなくても強かった。それが感じられる1冊です。2010/09/06

ヨードー

1
山内一豊といえば「千代」が有名だが、実は出自は確定されておらず、名も判然とせず、一豊と出会った時期も場所も不詳というのには驚いた。名馬購入、信長の目にとまったという話も矛盾点が多いと指摘。長宗我部の反乱軍、一両具足を桂浜の角力大会で銃殺したといわれているが、実際には後日、磔刑だったとは知りませんでした。2019/02/01

Sanchai

0
http://sanchai-documents.blog.so-net.ne.jp/2006-02-022006/02/02

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