出版社内容情報
幻の「星飛雄馬死亡シナリオ」を書いた男。「アタックNo.1」主題歌の歌詞も書いた男。「オバQ」から「アンパンマン」まで日本のアニメを創った職人が、視聴率戦争、演出の裏ワザなどを明かす異色の文化論。
あの感動と笑いには理由があった!
●星飛雄馬は、最終回で死ぬはずだった。
●『オバケのQ太郎』は人気絶頂のときに打ち切られた。
●苦しくったって…の歌詞は二日酔いの男が作った。
●消える魔球の謎を考えるための合宿が行われた。
●『天才バカボン』は再放送のほうが視聴率が高かった。
●宮崎アニメの秘密は「動画枚数」にある。
●『ベルサイユのばら』監督は声優に交代させられた。
●素人が描いた顔1枚だけが原作のアニメがある。
テレビアニメの「へぇ」満載!
内容説明
あの感動と笑いには理由があった!星飛雄馬は、最終回で死ぬはずだった。『オバケのQ太郎』は人気絶頂のときに打ち切られた。苦しくたって…の歌詞は二日酔いの男が作った。消える魔球の謎を考えるための合宿が行われた。『天才バカボン』は再放送のほうが視聴率が高かった。宮崎アニメの秘密は「動画枚数」にある。『ベルサイユのばら』監督は声優に交代させられた。素人が描いた顔1枚だけが原作のアニメがある。テレビアニメの「へぇ」満載。
目次
第1章 星飛雄馬を殺せ―『巨人の星』幻の最終回シナリオ
第2章 人気絶頂で消えた『オバQ』―日本アニメの黎明期
第3章 泣き笑い「消える魔球」騒動記―シナリオが原作を食う恐怖
第4章 だけど冷や汗が出ちゃう―『アタックNo.1』主題歌秘話
第5章 鉄拳にも理由がある―原作者が見たテレビアニメ
第6章 再放送はバカにできないのだ―『バカボン』と『ルパン』の奇跡
第7章 『長くつ下のピッピ』の衝撃―高畑勲と宮崎駿の偉大な才能
第8章 オスカル様の耐えられない苦悩―声優たちの意地と誇り
第9章 そして『アンパンマン』へ―テレビアニメの夢をもう一度
終章 シナリオには法則がある―キャラクター設定と起承転結の方法
著者等紹介
山崎敬之[ヤマザキケイシ]
1941年東京生まれ。早稲田大学第一文学部フランス文学科卒業。出版社勤務を経て68年、アニメ制作会社「東京ムービー」に入社。以後、おもにテレビアニメ作品のシナリオ制作に携わる。担当した作品は『巨人の星』『怪物くん』『六法やぶれくん』『新・オバケのQ太郎』『赤胴鈴之助』『ど根性ガエル』『柔道讃歌』『はじめ人間ギャートルズ』『元祖・天才バカボン』『家なき子』『宝島』『ベルサイユのばら』『おはよう!スパンク』『じゃりン子チエ』『とんでモン・ペ』『名探偵ホームズ』(日伊合作)『それいけ!アンパンマン』など。90年、退社。現在はフリーのアニメプロデューサー
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
akihiko810/アカウント移行中
スプリント
牧神の午後
富士さん
Naota_t