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講談社現代新書
経済学のことば

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  • サイズ 新書判/ページ数 216p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061497542
  • NDC分類 331.2
  • Cコード C0233

内容説明

リカード、マルクス、スティグリッツ、フリードマン、ケインズ、ワルラス、スミス、セン、クルーグマン…経済学の歴史がこれ一冊で見渡せる。

目次

第1部 古典派経済学のことば―経済学の生誕前夜からマルクスまで(ペティ―「政治算術」=「数量的方法」への導き;ステュアート―スミスの陰に隠れた経済学の先駆者;カンティロン―「企業者精神」の生みの親 ほか)
第2部 近代経済学のことば―近代経済学の誕生からケインズ革命前夜まで(ジェヴォンズ―「限界革命」の風雲児;メンガー―近代経済学で多用される「方法論的個人主義」の源流;ワルラス(数理経済学への情熱;「科学的社会主義」を目指して) ほか)
第3部 現代経済学のことば―ケインズ革命から現代経済学へ(ケインズ(『一般理論』で読み解くバブル発生と崩壊の物語;「貨幣愛」と結びついた失業現象の解明;「経済管理」は個人主義の伝統的価値とは抵触しない)
ヒックス―「ワルラスの不毛性」を超えて
ロビンソン―「いかに経済学者にだまされないようにするか」 ほか)

著者等紹介

根井雅弘[ネイマサヒロ]
1962年宮崎県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。京都大学大学院経済学研究科博士課程修了。現在、京都大学大学院経済学研究科教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Ex libris 毒餃子

3
経済学史入門。分かりやすい、メジャーからマイナーまでそろっている、という2点で良い。2015/09/26

takashi1982

3
著者は京大で経済思想を講じる/新聞で書いた数本のコラムを、この本に合わせて大幅に書き下ろしたもの。古典派から現代の経済学者までの、彼らの著作から一片を採り上げて、その経済思想やひととなりなどを紹介する。高校の政経レベルの知識があればサクサク読めるし、ロビンソンなど、一見すると今日ではマイナーな学者も紹介される。大手メディアで採り上げられる経済学(者)が絶対ではなく「一つの経済学の見方」に過ぎないことを、古今の様々な経済思想を通じて掴み取ることが出来ると思う。2010/11/08

J. Tamura

2
経済学に貢献した人物の生涯や当時の論点、考え方等を簡単に紹介した本。既に読んだコア・テキスト経済学史がカバーしていなかったサムエルソン 、スティグリッツ、クルーグマンあたりを主に参照した。本書を読むと、コア・テキストの良さ(時代ごとによく整理され、分かりやすく説明されていた点)が改めてはっきりした。 また、本当にふとしたきっかけ(たまたま本屋で見つけた書物が経済学者を志すきっかけになった等)がその後の人生を決めることもあるんだなと思ったり。2019/07/15

やまやま

2
読売新聞のエッセイからの派生本です。経済学史を概括するために、巨匠を選び、言わんとすることを著作の中から切り出して、4ページ中で十数行の翻訳文を載せています。ブックガイドとして使いやすいでしょう。引用箇所の翻訳は複数ある巨匠ももちろんありますが、どの翻訳を使用するかがこれも根井先生らしいのかな、と思いました、2019/04/04

tieckP(ティークP)

2
経済学には前から関心があったのだけれど、コミュニティとしての経済学部には馴染めないだろうな、と敬遠するうち、新聞知識と多少の意識的な勉強による知識以外知らない大人になってしまった。そんな僕が読んで、確かに分からない専門用語などはあるけれど、理論や数理に限らない経済学の幅の広さ、面白さが感じられたので、まず一冊読むに適した本だと思う。やや社会学に近いけれど、みなが同じことを解明しようとしている学問は新鮮で、文学畑の人間としては羨ましさもあったり。知らない学問を味見する楽しさ、十分に堪能させていただきました。2012/07/14

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