出版社内容情報
実践的上達法から複眼思考の身に付け方まで──中国語を知るとこんなに世界が広がります!実践的上達法から複眼思考の身に付け方まで中国語を知るとこんなに世界が広がります
中国語世界の広がり
中国人の世界にあっては、みんな普通話で何とか渡りきろうとし、実際に渡りきるのである。(中略)訛りなんてあって当然、なかったらかえって怪しまれる。日本語のことわざにも「訛りは国の手形」というではないか。手形といったら証明書、パスポートである。それで東は東シナ海から西はシルクロード・チベットまで、北はロシアとの国境から南はベトナム国境まで。サンフランシスコのチャイナタウンからボルネオの熱帯雨林まで。どこでも大丈夫、何とか渡りきれるのが中国語の世界というものなのである。(中略)広い中国、お互いの方言ではまったく通じない。だからこそ、必死に標準語で伝えようとする。その結果、訛りがあっても、間違っても、たいていは通じる。理解しあえる。なぜなら、わかろうという意志が強く働くからなのだ。――<本書より>
第1章 中国語とは何か
第2章 中国語の技術
第3章 中国語のある暮らし
新井 一二三[アライ ヒフミ]
著・文・その他
内容説明
実践的上達法から複眼思考の身に付け方まで中国語を知るとこんなに世界が広がります。
目次
第1章 中国語とは何か(世界で一番ポピュラーな言葉;中国語の通じる世界;中国語を話せば華人 ほか)
第2章 中国語の技術(美しさの秘密;四つのトーンで無限に広がる世界;ピンインは発音の基礎 ほか)
第3章 中国語のある暮らし(日本人の教養としての中国語;明清楽と女子十二楽坊;身近だった中国音楽 ほか)
著者等紹介
新井一二三[アライヒフミ]
東京生まれ。早稲田大学政治経済学部在学中、北京外国語学院、広州中山大学留学。卒業後、新聞記者を経て87年カナダへ、その後香港へ移住。雑誌記者、コラムニストとして活躍したのち、現在東京在住。学生時代より中国語で文章を発表し始め、現在にいたるまで香港、台湾の各紙誌にコラムを連載している
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