内容説明
日本の「戦後」は本当に終わったのか―アジア・太平洋地域に今も残る戦争被害者への補償を終えることによって、初めて日本は世界における真の名誉と信用を得ることができる。
目次
第1章 私と「戦後補償」問題(サハリンに残された人々;戦争被害者個人への補償)
第2章 アジア・太平洋地域の被害者―消せない記憶と証言(「証言」による歴史;各地域の元「慰安婦」の証言 ほか)
第3章 世界の国々の「戦後補償」(「過去の克服」への道―ドイツ;訂正する民主主義―アメリカ ほか)
第4章 戦争の後始末をする―国際社会のなかで補償の筋道を立てる(第一次世界大戦の後始末をする;戦争の違法化 ほか)
著者等紹介
高木健一[タカギケンイチ]
1944年、中国・鞍山市生まれ。東京大学法学部卒業。弁護士。長年にわたり、アジア・大平洋地域の戦後補償問題に取り組む
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