講談社現代新書<br> “希望”の心理学―時間的展望をどうもつか

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講談社現代新書
“希望”の心理学―時間的展望をどうもつか

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  • サイズ 新書判/ページ数 175p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061495777
  • NDC分類 141.6
  • Cコード C0211

内容説明

ひとが生きるうえで最も必要なのは希望をもつことである。現在・過去・未来の統合=「時間的ふくらみ」の重要性を解説し、絶望を乗り越え、未来を構想するための方法論を説く。

目次

第1章 時間的展望という視点(時間的展望とは何か―現在が過去と未来を生み出す;遠い将来を見通す―将来展望の発達としくみ)
第2章 未来に立ち向かう(確かな希望をもつ―閉塞状況における時間;不安と向き合う―少年非行の心理)
第3章 現在を生きる(ポジティブな現在指向のすすめ―中年の危機を乗り越える;未来指向のバイアスを越える―文化による違い)
第4章 人生を刻む(時間が速く過ぎるのはなぜか―時間と自我のねじれ現象;人生に刻みを入れる―世代と世代を結ぶ)
第5章 過去を引き受ける(過去を通して未来を構想する―記憶と回想の役割;歴史をつくる―外傷体験からの回復)

著者等紹介

白井利明[シライトシアキ]
1956年生まれ。1979年愛知教育大学教育学部卒。現在、大阪教育大学教育学部教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いとう

1
p140 時間的展望生成の図式 p164 過去・未来・現在というような~ ”希望”とは、将来や未来にあるものと思っていたが、過去を通して未来を構成し、その未来によって現在が方向づけられ、そして、現在が過去を意味づけていくことで生まれる時間的展望を、自己の中に統合させることで生まれるものである。 自己の中に統合するためには、時間を歴史的時間として区切り、客体化する。その際には他者とのつながりがきっかけになることが多いよう。 希望学(玄田有史)でも、『誰かと共に変えられる』ことを希望と捉えていた。2022/04/19

陽香

0
講談社、011220

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