講談社現代新書<br> キリスト教と日本人

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講談社現代新書
キリスト教と日本人

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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061495517
  • NDC分類 192.1
  • Cコード C0214

内容説明

由比正雪も大塩平八郎もキリシタン?仏教はキリスト教起源かその逆か?歴史に投影された珍説奇説を通して描く、受容の精神史。

目次

第1章 幻想のネストリアン(アダムと空海;世界のなかの高野山 ほか)
第2章 異端の魔術(天草騒動と由比正雪;謀叛人、あるいは売国奴 ほか)
第3章 仏教と神道と(江戸のアレクサンダー・ロマン;仏教異端説 ほか)
第4章 ユーラシアのなかで(日本人とユダヤ人;フランス・ルネッサンスの大奇人 ほか)

著者等紹介

井上章一[イノウエショウイチ]
1955年、京都生まれ。京都大学工学部建築学科修士課程修了。現在、国際日本文化研究センター助教授。専攻は、建築史
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゲオルギオ・ハーン

29
トンデモ本でよくある『日ユ同祖論』の起源からはじまり、日本史におけるキリスト教に対する認識の変化を調べ、考察した一冊。日本における日ユ同祖論のはじまりは佐伯好郎博士。弟子の服部氏によれば「日本へユダヤ資本を誘うために研究を始めた」(著者によれば弟子とはいえ、当時の服部氏は師に対してとての批判的なので彼が記述したインタビューを全て信じるのは注意すべきとしている)そうだ。それに限らず、明治期の日本は欧米に近づくためにキリスト教文化と日本の文化や宗教の類似性を積極的に探していたという背景がある。2023/01/12

たつや

16
読む前は、遠藤周作の「沈黙」のイメージがあったので、宣教師が日本に来てからの歴史的な資料本かなと想像してましたが、ちょっとイメージとは異なり、まだ、聖書を少しかじるというか、舐めた程度の自分にはちょっとレベルが高かったかもしれません。でも、後半には聖徳太子まで出てきて、そうだったのか!と、広い意味で勉強になりました。2016/05/30

Greensky

3
文章の癖だと思うが、句点が多くて非常に読みづらかった。論調もまるで日記を読まされているような展開で、文章の癖もあって論旨が読み取りにくい。歴史家という肩書には「自称」をつけてもいいのではと思ってしまう。 とはいえ興味深い話もいくつかあったので、まあまあ面白い読み物だとは思う2016/03/25

takao

2
ふむ2023/11/02

非実在の構想

2
ぼんやりとした印象を綴った本。取り上げている事実には面白いものが含まれているから、読み物としては良い。やたらめったら句点打つのは池波正太郎ぽさを感じた。2018/10/08

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