内容説明
言語習得のしくみから複数言語を使いこなすための要因を探り、効果的な教育はいかに可能か、言語文化共生がなぜ大切かを幅広く考察する。
目次
第1章 個人にとってのバイリンガリズム(誰がバイリンガルか?:バイリンガルの定義;言語と思考;バイリンガリズムと知能 ほか)
第2章 バイリンガルになるには(どんな語学オンチでもバイリンガルになれる?;言語習得に遅すぎる年齢?;言語への態度 ほか)
第3章 バイリンガル教育と社会(アメリカのバイリンガル教育の歴史;10人に1人は英語ができない;バイリンガル教育に対する強い風当たり ほか)
第4章 社会におけるバイリンガリズム(花園のたとえ;言語政策;内向きと外向きの二枚舌? ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
bombo9196
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バイリンガリズムの入門書として最適。Bakerの本を読む前に読んでおくと良いかも。2013/11/17
m-e
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「バイリンガルになるためにはどうしたらいいかの本」ではなく、その言語の学習法や目的、動機づけによっていろんなバイリンガルの形があるのだとわかりました。文化・環境・心理等と絡めて説明されています。バイリンガルになるという事はこういう事なんだと知ることができて、とても参考になりました。言語の勉強をされてる方は是非一度読んでみる事をお勧めします!言語の勉強が好きな方なら、興味はあるはず!?2009/10/30