内容説明
意外な面白エピソード。語りつがれる名作名演。何をどう見たらいいのか、入門ガイドの決定版。
目次
第1章 おじさんたちよ、バレエを見よう
第2章 バレエはどこから来たのか
第3章 何をどう見たらいいのか
第4章 バレエの本質とは
第5章 現在から未来へ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しんしん
4
魔力と魅力とがいっぱいに詰まっていた。 たくさん入っている写真の美しさに感動する。 バレエの歴史にも有名人にも触れていて、ガイド本として素晴らしい。2016/06/11
千桜
4
4歳からバレエを習っていたのだが、中学校に入学すると同時にバレエを辞めてしまった。 バレエと関わりのない日々を過ごし、バレエが恋しくなってきた頃、図書館でこの本を見つけた。 私が『バレエ』を大好きなことを再確認した。2013/07/05
Hisatomi Maria Gratia Yuki
3
よくわかっていなかったロマンティックバレエとクラシックバレエの区別がよくわかった。『白鳥の湖』の「マザコン王子のユーウツ踊り」など、表現が面白い。10年以上前の本なので、笑わせようという表現(オバタリアンとか)がときどき浮いてはいる。2021/06/28
元気ハイター
2
バレエは全くのド素人で本書を手にとってみたら凄かった。所々表現が下衆いが、用語や歴史、見所など、とても分かりやすく解説されている。舞台裏の交渉の話題とか……スラっとした脚とか……とにかく、おじさん目線で、ハッキリ言ってしまえばお下品な本ではあります。ですが、読み終わった後のカタルシスは凄かった。上昇志向性、非日常性を特徴とするバレエの魅力を存分に知り尽くしている筆者だからこそ、読者の魂を揺さぶることが出来るのでしょう。非日常の扉が開かれます!2013/11/26
Witch丁稚
1
ちょくちょく軽口が挟まれて読みやすく馴染みやすい。でも魅力とか歴史とか見所とかあらすじとか網羅してて入門としてざっくり掴みたいときにおすすめ。おじさんたちこそバレエを見るべき、の理由として「若い子と付き合えてもそれは日常の続き、バレエこそ壊れない幻想」というのはバレエおよび芸術を言い表せていると思った。別におじさんじゃなくても。感情移入とは別の次元で対象に入り込める、という表現も腑に落ちたし、オペラ入門書の「悪いことは言わないからこんなもの読まずに引き返せ」もわかる。笑える。2014/03/25