内容説明
20世紀を代表する天才音楽家は、40年以上にわたりシーンの最前線を走り続けた。残された膨大な音源から「必聴盤」を紹介し、“帝王”の魅力に迫る。
目次
1 40年代ジャズとマイルス登場
2 黄金のグループと『カインド・オブ・ブルー』
3 ロックと闘う“ブラック・ヒーロー”
4 奇跡の復活と“ポップ・マイルス”の時代
5 ラスト・ノーツ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
訪問者
4
中山康樹さんの書く文書はいつもながら独特の熱気が有り、曲の紹介を読むと、どうしてもその曲を聴きたくなってしまう。クラッシック評論の分野の吉田秀和氏にも似た魔力の持ち主である。マイルスにもほとんど馴染みがないままに来てしまったが、果たしてこれから何枚聴けることだろうか?2023/08/24
巨峰
3
クールの誕生をデスってるのが気に入らない。2010/02/01
ぺん
3
原点に返ったような気分。マイルスの音楽を聴いて、純粋にトランペットの響きに陶酔していた頃の感覚が懐かしい。“今”も重要だけど、過去の様々な場面で自分の見てきた世界を、もっと大事にしたい。自分の過去を嫌う必要なんて無いんだよな。…そんなことを、読みながら考えていた。2012/10/31
takao
2
ふむ2022/09/09
Ichiro Toda
2
Doo-Bopのジャケットが写った表紙に度肝を抜かれ手にとった。Miles Davisがどういう人間であったか、バンドメンバーの変遷などが分かりやすく解説されており、またおすすめのCDも挙げられているので、手っ取り早くMiles Davisが楽しめる。年代別にしっかりと書かれているので、CDの山を楽曲の変遷、メンバーの変遷を頭に入れ楽しめ、有意義な時間を過ごさせてもらった。この本でBitches Brewに興味がわき、妙な先入観なく楽しむことができた。耳で楽しむ音楽だが、こうして頭で楽しむのも乙だと分かる2013/05/04