講談社現代新書<br> イギリス名宰相物語

講談社現代新書
イギリス名宰相物語

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  • サイズ 新書判/ページ数 220p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061494527
  • NDC分類 312.33
  • Cコード C0222

出版社内容情報

【内容紹介】
賢人、名将、文人、艶福家――世界初の宰相ウォルポールからチャーチルまで、大英帝国を率いたリーダーたちの人間像とは。多彩な逸話、名言でつづる快著。

「名宰相」の条件――一国の首相といっても人間であることには変わりはない。ときには失敗もするだろうし、不覚にも人前で涙を流してひ弱な性格とけなされることもあるかもしれない。……だが、このような「人間くささ」もまた、在任中はともかくとして、のちにはほほえましいエピソードとして語り継がれ、人気を集めていくかもしれないのである。仕事一辺倒のサッチャーさんよりも、ウィットに富んだ雄弁や毒舌、そしていささかユーモラスなその体型、そしてもちろん未曾有の危機に臨んでイギリスを導いたチャーチルが、今もなおイギリスの名宰相として名をとどめている理由の幾分かは、そのような人間的魅力によるのかもしれない。――本書より

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ジュンジュン

10
200ページちょっとで、7人の首相を紹介するので、良く言えば新書らしくお手軽、悪く言えば入門書すぎて物足りない。伝記に進むための導入部としては、良いと思う。僕的にはディズレイリが気になる。2021/01/04

viola

6
ちょっと古めの表紙ですね。久々の小林章夫氏の本。イギリスの政治にはそんなに興味があるわけでもないので、彼の本でなければ手に取っていない可能性大。ウォルポール、ピット、ウェリントン公爵、ディズレイリ、グラッドストン、ロイド・ジョージ、チャーチルの7人が収録されています。面白い箇所はイギリスの政治には全く関係ないところばかりで、軍隊でも舞踏会が行われたが、もちろん女性がいないので男性同士でワルツを踊った・・・・なんて小話。あとは、ユダヤ人の大富豪ロスチャイルドの逸話かな。2012/07/26

ぷるっちょ

5
世界史の教科書だと『ディズレイリ=スエズ運河の獲得』くらいしか載っていないけど、ユダヤ人出身の首相であった事や小説家としても当時有名だった事など色々書いてある。後、ウィンストン・チャーチル首相は今でも人気があり、彼を主役にした映画も作られたけれども「もし第2次世界大戦時に首相になり活躍していなかったならば歴史には残らなかった。何故ならば第2次世界大戦以前&以降に特に目立った功績が無かったから」は意外だった。2019/01/28

ホスロー

1
とても面白かった。学校で習う人物ばかりだが、具体的なエピソードはほとんど知らなかった。 ヴィクトリア朝の上流中流階級は表面上は人に後ろ指を指されないような暮らしをしながら、裏では売春宿に入り浸っていたとの記述は、先日読んだモームの『雨』で娼婦が「男は汚らわしい豚」だと詰る場面を思い起こさせた。 現代的な倫理観ではアウトな政治家もいるが、おしなべてエネルギッシュで自分がこうしたいと思うことを明確に訴える力があり、日本の政治家との違いを感じた。2021/05/07

hayatama

0
イギリスの王さんの本を書いたのと同じ著者による作。あぁ、講談社現代新書だなぁと味わい深く噛みしめるのが正しい読み方なのだろう。中身はなかなかにハードコアで、読み応えも十分。イギリスの議会政治を概観したいヒトには一読をお勧め。2011/01/28

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