講談社現代新書<br> 韓国は一個の哲学である―「理」と「気」の社会システム

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講談社現代新書
韓国は一個の哲学である―「理」と「気」の社会システム

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  • サイズ 新書判/ページ数 238p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061494305
  • NDC分類 302.21
  • Cコード C0210

内容説明

理の顔と感情の顔、その乖離は何に由来するのか。心性から社会のメカニズムまで、独自の「統一理論」で隣国・韓国の正体を読み解く。

目次

0 韓国・道徳志向的な国
1 上昇への切望―「理」志向性のしくみ
2 「理」と「気」の生活空間
3 「理」と「気」の文化体系
4 「理」と「気」の社会構造
5 「理気」の経済・政治・歴史
6 「理気」と世界・日本

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ゆうきなかもと

6
本書を読んで、現在の日韓問題を考えてみた。(勝手に) 本来、韓国にとっては政治的道徳的問題というよりも、民間ベースの感情的の問題だった徴用工問題が、民主主義政治の成熟により、政治問題へと格上げされた。それに日本が納得いかないから、韓国をホワイト国から外した。しかし、韓国からしてみると、経済の問題は、今回の問題と別カテゴリーだから、日本ふざけんなってなってるのかって思った(-_-;)2019/08/30

ゆうきなかもと

5
朱子学による社会分析と言うべきか。もちろんそれ以外の思想背景も感じさせるが、現代に生きる儒家思想の本だと感じた。  1998年に書かれた本書の理論にそって考えれば、朴クネがなぜあそこまで追い込まれてしまったのか、ある程度分析できてしまうと思う。 韓国は儒教社会なのに、一見親不孝にも思える美容整形が盛んなのかも、なぜ反日的な言動が止まないのかも、大掴みに理論的に理解できる。 名著だと思う。2016/12/02

guanben

1
韓国を朱子学的な観点から分析。「理」は内なる思考、「道徳的な正しさ」が拠り所。「理」を巡るマウントの取り合いが、韓国社会であるとする。「気」は外に発せられる感情や行動。「気」が淀むと「理」が発現しない。韓国人が大らかに見えるのも、この「気」によるもの。「気」はあくまで「理」に従属するもので、感情の発露は必ず「理」が絡んでいる。筆者によれば、反日は固有の「理」になってしまっており、他者より「道徳的」に上回るためにさらに過激な「理」が提示され、それに従属する「気」=言動も過激になっていかざるを得ないと。2019/03/12

おおにし

1
韓国という国は〈理〉と〈気〉の2つの原理で説明できるそうだ。だが、この〈理〉と〈気〉という概念がとても難しい。善と悪でもないし、日本人の「ホンネ」と「建前」とも全然違う。〈理〉と〈気〉で韓国論を展開したこの本はタイトルどおり哲学書のようだ。さらっと読んだだけではよく理解できなかったが日韓関係で韓国がとる態度についての理気学での説明には腑に落ちるところ有り。2012/01/27

tttetsu

0
それまでの、韓国(人)と一線を画す、「目から鱗が落ちる」本。 韓国に住んだことがある人なら、より深く共感できるとおもう。

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