内容説明
20世紀最大の経済学者は何をどう考えたか。イギリスと世界の経済問題に正面から取り組み、その思索の成果を大衆に訴える一方、新しい経済学を立てたケインズの理論をやさしく解説。
目次
第1章 経済学者への道
第2章 「パックス・ブリタニカ」の終焉のなかで
第3章 有効需要の原理
第4章 ケインズから現代へ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
98
吉川先生のケインズの本に引き続いて、根井先生の若い人向きのケインズについての理論と生涯についての本です。経済学説史ご専門の先生だけあってさらにわかりやすい内容です。高校生でも理解火のではないかと思われます。参考文献も吉川先生よりもかなり多めに紹介されています。新書版でケインズを中心に読んでいます。2016/02/10
葉
3
経済学者とはどのような人間なのかということからケンブリッジに1883年6/5に誕生したケインズはマルクス経済学に影響を受け、有効需要の原理や経済学で謎めいた現象、利子率について解き明かした輝かしい経歴と図解などについて書かれている。2014/09/05
jigOKUNO KENTARO
2
『貨幣改革論』、『雇用、利子および貨幣の一般理論』などを世に落としたケインズの経済学の入門書。上記2書の解説だけでなく、それが書かれたバックグラウンドも詳しく丁寧に説明してくれていて、とてもわかりやすかったです。恥ずかしながら、今まで漠然とケインズの名前しか知らなかったのですが、深くとは言えないまでも、何となく理解することができて良かった。あとやはり自分は経済学には向かない人間だな、ということも改めて確かめることができました(-_-;笑 ケインズだけでなく、経済学の系譜を確認する上でも、良い本だと思います2011/05/10
バカハツ五郎
2
数学が出てきて急に難しくなったので後半は読むのが辛かった2010/05/23
脳疣沼
1
ジュニア向けらしい。しかし、私が学生の頃読んでも理解できないだろうなと思う。ケインズ入門として大人が読むのにちょうど良い。字が大きいし、薄いし、効率が良いです。2016/10/27