講談社現代新書<br> 税金の論理

講談社現代新書
税金の論理

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  • サイズ 新書判/ページ数 220p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061492295
  • NDC分類 345
  • Cコード C0233

内容説明

それなくしては国家や社会が成立し得ない不可欠の存在。しかし、わかりにくく、なじみにくいのが税金の仕組。なぜ税金を納めねばならないのか。公平・中立の原則は守られているのか。税金の歴史をふり返り、所得税、法人税、消費税など現行税制のもつ問題点と今後の展望を平易に解き明かす。

目次

第1章 国家の存立基盤―何故、税金を納めねばならぬのか
第2章 税金の移り変わり―税金は経済力を映す鏡
第3章 税金の王様・所得税―その仕組みと問題点
第4章 利子・株の儲けと税金―苦悩する資産所得課税
第5章 正体不明の法人税―No.2の地位を確保
第6章 世界を席巻した付加価値税―不幸な生い立ち・日本の消費税
第7章 平等化社会に不可欠な資産課税―資産再分配は必要だ!!
第8章 地域社会に密着した地方税―国税と一味ちがう税金
第9章 成熟社会のチエ―直間比率の是正

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

KAZOO

70
財政論の大家で様々な税制委員会の座長などを務めた石先生が書かれた、わかりやすい税金についての解説書です。若干古いのですが内容はきちんとしていて、税金の種類ごとに項目が書かれています。日本では今消費税といっていますが、ここでは付加価値税ということで説明されています。フランスで税の取り漏れを防ぐために考案された税ということでよく考えられているといっています。2015/10/08

James Hayashi

25
宗教法人はすべて不課税かと思ったが、ネットで調べ信仰に関わらないところは課税されているのを知った。御守りなどは不課だが線香や数珠、駐車代などは課税。 https://www.nta.go.jp/publication/pamph/gensen/h30_shukyo.pdf 復興特別所得税は2037年まで。日本では所得控除とかも会社がやってくれるの?自己申告オンラインの方が責務を果たすようでいいと思うが。2020/05/17

DonaldTrump

5
税金を取り立てる側がどんな考え方をしているのか、税金の小歴史、今どんな税金に注目が集まっているのかなど、普通に生活していると知らなかったことを勉強できる一冊。経営者や税理士・会計士(志望者)はぜひ読んでおくべき本!2011/09/26

脳疣沼

2
一昔前の本で、税制の細かい部分は変わっているが、あくまで「論理」の話であるから、読むのに支障はない。当たり前だが、消費増税は不可避としている。2017/03/11

Naota_t

1
教科書的内容で読みやすく分かりやすい。 国際比較が多く、各国の国民心理にも触れている点が興味深かった。 ちなみに、タックス・ヘイブンのことを今まで「tax heaven」を格好良く発音しているのだと思っていた…正しくは「tax haven(避難所)」。 2012/07/01

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