内容説明
「おざなり」と「なおざり」はどう違うのか?意外に気付かない言葉の落とし穴に「的を得た」指摘で「印籠を渡す」。豊富な実例から楽しく語る「汚名挽回」の1冊。
目次
第1部 意味の誤用
第2部 表現の誤用(寸暇を惜しまず?―混交表現;波紋は投げられるか?―重層表現;横車はどんな車?―代換表現;不平まんまん?―連語)
第3部 表記の誤用(けんもほろほろ?―語形の誤り;興味深深?―漢字の誤記;おどさん?→漢字の誤読)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いおむ
5
再読。読みやすく面白いためになる良本。言葉も変化し続けるもの。2017/03/19
huan
2
面白い例をたくさん集めている内容である。ただ、今まで気づいていなかった誤用が分かると、背筋が寒くなってきた……言葉遣いについて、やはり気を付けなければならないなあ!2020/07/28
たくのみ
2
日本語は難しい。大新聞・マスコミでもこんなに誤用・勘違いが多いとしり、ちょっと安心。一つ一つの言葉に、歴史があるのがよくわかって面白かった。2012/04/01
ゴリゾウ
1
「あの人は気の置けない人だ」と言うとき、「気楽に付き合える人」なのか、「油断のならない人」なのか、どっちなのか・・・筆者が「気楽に付き合える人」の方が正しいと言っても、なかなか信じてもらえなかった。(P57) #5571992/04/08
Mr.deep
1
さすがに30年も前の本だと古さが・・・。それより何より、エビデンスというか論拠が「辞書」なのが大分なんだかなあ2019/06/03