内容説明
非情にして有情の大人曹操、義に篤い劉備、智謀の大軍師諸葛孔明。関羽・張飛の任侠が燃え、眼光烱烱孫権は江東に座る。漢の滅亡から三国時代へ、天下動乱の世を生き抜く英雄・傑物の魅力を活写。
目次
起章 大人は天に先んず(腐敗と混乱の渦中から;曹操の登場;稀有の才―非情にして有情;打倒董卓―群雄鎬を削る)
承章 臥龍雲を望む(姦雄中原を制す;三豪傑義を桃園に結ぶ;髀肉の嘆;三顧の礼)
転章 後漢亡び、天下三分へ(赤壁の戦―曹操苦杯を喫す;天下三分)
結章〈三国志〉の終焉(漢室復興の夢;エピローグ)
〈三国志〉家系図
〈三国志〉略年表