内容説明
自分のからだのこわばりや歪みに気づき、心を解き放ち、生き生きとしたことばをとり戻すために、「竹内レッスン」のエッセンスを紹介する。
目次
1 「話しかけ」のレッスン
2 「並ぶ」「触れる」「押す」レッスン
3 「緊張」と「身構え」がほどける
4 声とことばのレッスン
5 「出会い」のレッスン
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ワダマコト
19
「からだ」と「ことば」。それぞれ独立したもののように感じるが、実はそうではない。「ことば」は「からだ」の反応に呼応している。逆もしかり。自信がないとき、声は小さく下向きになってしまう。そんな経験ないだろうか。握手したとき、さっと触れるような握手と、がっちり結ぶような握手という二つがあることを疑問に感じていた。あぁ、これは距離感だったり、緊張感だったり、内なる声が関係していたのかもなぁ、と思えた。無意識であるところを、ほんの少し意識すると、見えないものが感じられるようになる。2013/11/22
ひろ☆
18
ナンパに役立つ本として有名な本。私たちが発している「ことば」は本当に「ことば」に成りえているのか。難しい。コミュニケーションの際に意識してみる。2014/04/09
anco
6
声が聞こえることと、届くことは違う。姿勢とは世界に触れている形。「ことば」と「からだ」について考えるきっかけになりました。2015/07/18
ネムル
6
言葉と身体の関係、他者に声を届ける身構え、客観的な距離、相手と関わる場・・・・・・。ものすごく平易な言葉で描かれつつも、上手く整理できない、なんだか得体の知れない身体論・コミュニケーション論。まずは、名著と名高い『言葉が劈かれるとき』なんかを読んだほうが良かったか。あと、メルロ・ポンティ。2015/06/23
うりぼう
6
竹内先生の宿泊セミナーに一度だけ参加したことがありますが、確かに面白かった。体に気づく、声に気づく。自分に気づく。2005/05/23