内容説明
気持をうまく伝えたい。初対面で好感をあたえるには?説得力のある話し方をするには?など対人心理学の実験を通して交果的な自己表現を考える。
目次
プロローグ
初対面での自己表現(第一印象は服装から―スレッド効果;かたちから入る―型の効果;プラスにはたらく個性―ユニーク効果;ささやきの効果―先入印象効果 ほか)
自己主張の方法(気分がよければ説得される―フィーリング・グッド効果;効果的な贈りもの―リシプロシティー効果;決めてから考える―不協和の解消効果;一度ひきうけたら二度目も大丈夫―フット・ドア効果 ほか)
好意の自己表現(一度会えば友だち―ミア・エクスポージャー効果;好意をもてば好意をもたれる―好意の相互性効果;ほめられることの快さ―称賛効果;正しい評価の快さ―批判効果 ほか)
表情と動作の自己表現(相手にちかづく―アローザル効果;距離があらわす関係―距離効果;相手の視線をつかむ―セイリエンス効果;身体に触れつたえる―接触効果 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
B.J.
8
●フット・イン・ザ・ドア法 :まず最初に最終的に引き受けてもらいたいことと、似た様なことで、しかしずっと簡単で、容易にOKしてくれそうな小さなことを頼み、承諾を取り付ける。当面の問題について承諾したという実績を作る。時機を見計らって、本命を要請する。 ⇒こうすれば、始めから大変な要請をするよりも、受け入れられる確率はかなり高いものになる。・・・本文より2020/03/04
Naota_t
0
題名だけ見れば、光文社っぽいノウハウ本だと思ったけれど、本書は対人心理学を通して自己表現の可能性を考えるアカデミックな内容である。 内容は、どれも科学的で、立証の裏付けがあって読みやすい。良書。 今では「吊り橋効果」と言えば、誰でも即座に理解できるだろうけれど、当時では、そういった俗称もなく、ダットン博士による生理的興奮効果と表現されているところも、時代性を感じられてちょっと面白い。 2013/04/04
tuppo
0
人に好かれるにはまずその人を好きになること、がただの言葉遊びじゃないとかいうことを手を替え品を替え説明してくれる終盤がいい感じだった2012/10/23
Chestnut
0
心理学をベースに,円滑な対人関係を作る方法について書かれた本.応用できるところはあると思う.2018/03/29