感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゲオルギオ・ハーン
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1986年1月発行のバブル期を象徴したような一冊。著者は大学講師以前にコピーライターやスナック経営、シンクタンクの研究員をしていたという経歴の人物。では、研究者らしい分析はあるのかというと特にない。執筆経費ということで東京で遊びまくり、遊んでいて考えたことを本にしたという内容でバブル景気を感じる羽振りの良さだ。当時読んでもあまり意味がなさそうだが36年後の今読むからこそ文化史的な要素すら感じる。著者は都市で遊ぶことを知識と情報を得ることとしていて、面白い見方だと思いました。2022/07/22