感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おおにし
13
八木さんの共存のフロント構造説を理解はできたのだが、奥が深く説明はなかなか難しい。フロントというのは私と私でないものを隔てる壁のことだが、この壁に注目すると壁は私の一部であり、かつ私でないものの一部である。本書では胎児と母親の関係で胎盤がフロントであると説明している。母親が胎盤を通じて胎児に栄養などを「授与」し、胎児は母親のフロントを自分の一部に「同化」して吸収している。この授与と同化による双方の関係をフロント構造と呼ぶ。この後、世界の共存関係の解説へと展開していくところがとても素晴らしい。2021/06/17
905
1
生きる上で忘れてはいけないことを、著者には時々思い出させてもらってる。2010/12/06
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- 和書
- 美術の見かた 傑作の条件
