講談社現代新書<br> CIA - 変貌する影の帝国

講談社現代新書
CIA - 変貌する影の帝国

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  • サイズ 新書判/ページ数 201p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061457744
  • NDC分類 319.53

出版社内容情報

【内容紹介】
ニカラグア政府転覆のマニュアル「CIA手引書」が暴露された。「グリーン・ベレー」以来のダーティーな体質ばかりがイメージされる。だが、現実のCIAは、職員1万6千余、予算7億5千万ドル、海外で雇われるスパイ、隠し資金を加えれば、この数倍の規模に達する巨大官僚組織なのである。スパイ衛星をはじめ、偵察機、通信傍受により集められた膨大なナマ情報を整理・分析し、いかに完成品に仕立てあげるかが問われるようになってきた。本書は、海外支局員の報告書作成、山積みになったマル秘文書など日常の姿を描きながら、近代的インテリジェンスへと脱皮をはかるCIAの実像を明らかにする。

本部へのレポート――本部への通信は大別して、「作戦報告」と「情勢報告」の2つがある。刻々と動く現地の情勢をレポートするのが「情勢報告」だ。「情勢報告」は、新聞一面をにぎわすような政変や大事件がない場合でも、最低週1回は作成するのが普通だ。ある工作員経験者によると、とり立てて何も報告することがないまま、週末が近づいてくると、ソワソワ落ち着いていられなくなることもあるという。かといって、何も報告しないと、本部での自分の評価が落ちる。この経験者は「上司にもよるが、質より量が重く見られることがあり、げんに、自分の仲間で、いい加減なレポートを何本も送って出世したヤツもいる」と嘆いていた。――本書より

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

rbyawa

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いやー、面白かった面白かった。正直チリで希望の星、とされていた大統領の暗殺事件を支援してたとか、かなり辛いこともありましたし、ウォーターゲート事件ってそれ以前の軍事協定違反より国内の違法捜査のほうが問題になっちゃうのかとか、気になることはあるんですけどね。でもあれだなぁ、キューバ危機の反省で立ち上げられた諜報機関も、あまりよろしくないことにも手を染め、他国の同系統機関には馬鹿にされw でも、ソ連邦崩壊にはなんとか役に立てたし。少しは風通しも良くなったのかなと。2009/12/12

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