講談社現代新書<br> 汽車・電車の社会史

講談社現代新書
汽車・電車の社会史

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  • サイズ 新書判/ページ数 213p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061457133
  • NDC分類 686.21

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヴァン

8
 今でも『汽車』で行くと、表現するのはかなり年輩の人だ。汽車は蒸気機関車の意味を含んでいる。では『列車』はどうか。これには、電気機関車の牽引する列車も電車列車も含まれるだろう。法規上は本線上を走行すれば一両でも列車と規定される。本書はそんな言葉の定義から始まり、輸入機関車と外国の技術で出発した我が国の鉄道がどのように変遷してきたか、楽しみながら展開する好著である。2019/12/19

うえ

0
これもまた人生という名のSL。好著。表紙には「人は汽車・電車に幼い頃の自分を見つける」と。著者は本郷生まれで東大政治学科卒。政治史と鉄道史を専攻って…んんん?「trainを列車と訳したのは名訳というべきか簡潔な用語である。のちに日本の軍隊では車両を輪転材料と呼んだ」「「列車」は百年以上経っても人々に親しまれることがない」「概念から来たtrainをかたちをあらわす列車と訳した日本人には、このような抽象的概念にもとづく用語を簡潔にいいあらわす造語能力があるかどうか…文化創造の問題として考えなければならない」2014/03/06

rbyawa

0
c088、大雑把に「汽車」というのが遠距離の普通鉄道で(のちに中央線となる甲武鉄道が「電車」を走らせたことが画期的な出来事として語られていたりする)、市内を走る乗合馬車→馬車鉄道→路面電車、と発達したのが電車という分類で、現在の鉄道趣味者はこの2つを全く別の歴史として認識しているので多分この本は読める人少ないだろうなー、とは思うものの、当時の認識、明治後期から戦後くらいまでは実際そんなものだよな。都市交通史全般読んでるのでユーザー目線楽しいけど、この本だけで理解出来たのかというと正直ちょっと自信ないかも。2012/08/22

金木犀

0
198312初版  リサイクル2009/04/26

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