感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ダイキ
2
「ともかく物語というものは、やはりかなりのスピードで読まなければ面白味が消えてしまう。西洋の日本学者は、最初は『源氏』をそう高く評価してはいなかった。ウェイリーの英訳が現われて、ようやくこれが傑作だと気がつき始めたのだが、その理由はひょっとすると、あまりにゆっくり読みすぎたせいではなかったかという気がする。言葉がむつかしいので、ゆっくりしか読めなかったのは当然だろうが、結果的に、紫式部が意図していたのとはちがうスピードで読んでしまった。それが原因だったのではあるまいか。」〈勉学の時代〉2018/10/20
まあい
0
文豪のこぼれ話が魅力的。日米を行き来する著者だからこその視点、感性を垣間見ることができる。2013/02/03
丰
0
Y-202002/07/02