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星海社FICTIONS
白貌の伝道師

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  • サイズ B6判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784061388246
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

出版社内容情報

今まさに乗りに乗る作家・虚淵玄の隠れた代表作が人気イラストレーター・あきまんのイラストとともに星海社FICTIONS化!人とエルフ、異なるふたつの種族の血を分け合う身であるがゆえに蔑まれて育ち、メラネイド伯爵の嫡子・アーウィンに謀られた半エルフの娘・アルシア。
抜け殻となっていたアルシアの絶望を言祝ぎ、復讐の願いを受け入れた謎の旅人・ラゼィルはアルシアの故郷・谺谷(こだまだに)のエルフたちと共謀し、人間への意趣返しを提案する。ラゼィルの白貌の裏側に秘められた“混沌”が妖しくきらめく――!
虚淵玄の“闇代表作”として名高い戦慄のダーク・ファンタジーが、人気イラストレーター・あきまんとの超重量級タッグにより、今再び伝説の幕を開ける――。

刮目せよ! 虚淵玄×あきまん、これぞ究極の“狂乱劇(エンターテインメント)”!

虚淵 玄[ウロブチ ゲン]
著・文・その他

あきまん[アキマン]
著・文・その他

内容説明

人とエルフ、異なるふたつの種族の血を分け合う身であるがゆえに蔑まれて育ち、メラネイド伯爵の嫡子・アーウィンに謀られた半エルフの娘・アルシア。抜け殻となっていたアルシアの絶望を言祝ぎ、復讐の願いを受け入れた謎の旅人・ラゼィルはアルシアの故郷・谺谷のエルフたちと共謀し、人間への意趣返しを提案する。ラゼィルの白貌の裏側に秘められた“混沌”が妖しくきらめく―!虚淵玄の“闇代表作”として名高い戦慄のダーク・ファンタジーが、人気イラストレーター・あきまんとの超重量級タッグにより、今再び伝説の幕を開ける―。

著者等紹介

虚淵玄[ウロブチゲン]
ゲームシナリオライター・小説家。ニトロプラス所属。アニメーション『魔法少女まどか☆マギカ』のシナリオライターとしても名を馳せる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

海猫

31
突き抜けたまがまがしさは爽快感を生みだす。ストーリーが闇に向かっていたとしても直線的な軌跡が美しい。簡潔ながらも豊饒さのある文章は読み心地よく、やはりこの著者の文章は良い。最近は脚本を手掛けた映像化作品は見ているがまた小説も書いてほしいところ。2014/03/12

白義

20
バッドエンド症候群時代の虚淵が書いた、完膚なきまでに愛と勇気が勝利するハッピーエンドな幻想劇。ただしその愛とは美しいものも醜いものを嬲り犯し凌辱し絶望させ蹂躙し汚し尽くすことをこそその本懐とし、その勇気は邪悪にして禍々しきもののために世界全てを捧げようとする狂気に満ち満ちた勇気である。重厚なファンタジー世界があれよあれよと美麗にして醜悪な混沌の地獄絵図へと叩き落とされ、それを見て艶笑する主人公につられこちらも暗黒カタルシスで絶頂へ。まさに邪悪にとって究極のハッピーエンド2013/08/15

山川欣伸(やまかわよしのぶ)

15
虚淵玄によるダークファンタジーの傑作。物語は、人間とエルフの血を引くアルシアが、裏切りと陵辱の末、白貌のエルフ・ラゼィルに救われるところから始まります。ラゼィルは人間への復讐を計画しますが、彼の行動には混沌神グルガイアへの狂信と殺戮への快楽が内包されたもの。本作の特徴は、その残酷さと狂気にあり、登場人物たちは裏切りや殺戮を厭わない様子が描かれており、虚淵玄の得意とする「絶望」や「狂気」が強調され、救いのない暗闇の物語が展開されます。ダークファンタジー好きにはおすすめですが、内容の残酷さには注意が必要。 2023/10/03

ちる

14
蔑まれ、謀られ、心も体も傷つけられたハーフエルフの少女アルシア。抜け殻となった彼女の絶望による願いが、謎の旅人ラゼィルによって受け入れられ、人への意趣返しが計画される。虚淵氏による黒すぎるファンタジーです。とてつもなく救いがない物語。混沌を讃え、憎しみを愛し、残虐に謳う、白貌のラゼィルの狂気は、ここまでくるといっそ清々しい。愛憎とはよく言ったもので、美しさと醜さは同一なのだと感じる。人の愚かさ、弱さ、それらがあってこその愛や強さなんだろう。悉く希望を砕いていくのになぜか爽快感さえ覚える作品でした。2014/02/14

カザリ

10
面白かったです。不可思議な文体と、リアルな人物、しかし伝わってくる気魄がすごい、、と感じてひたすらすごい!面白いと、圧倒されたのは前半まで。後半は、クライマックスは劇的でしたが、バッドエンドな終わり方に、ほっとする。虚淵さんが、すごすぎないで、ほっとしたというか。。いや、でもすごく楽しかったです。2013/06/12

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