出版社内容情報
いまや日本にとって顕在的脅威となった大国・中国。その論理を、歴史に基づいて読み解くことで、偏狭な嫌中論を乗り越える。内在論理を知れば中国は怖くない──反中・嫌中の先へ
尖閣諸島への露骨な野心、反日デモにおける破壊行為、言論統制や少数民族の弾圧─。日本人の目から見た中国は、理不尽で横暴、人権も民主主義も認めない「悪い国」にほかなりません。しかし、中国を論じる視点を彼らが「バカ」で「悪」であることだけに求め、感情的な反中・嫌中に走るのは得策でしょうか? 中国には中国なりのそうならざるを得なかった事情もあるのではないか?本書ではそんな視点から、日中間に横たわる諸問題の背景にある文脈を丁寧に解きほぐしていきます。日本にとって中国は、二〇〇〇年近い交流と対峙の歴史を持つ隣国です。いま最も必要なのは、蔑視も理想論も捨ててリアルな中国と向き合う態度なのです。
中国人漫画・孫向文による漫画『中国のヤバくない日常』を併録!
安田 峰俊[ヤスダ ミネトシ]
著・文・その他
内容説明
尖閣諸島への露骨な野心、反日デモにおける破壊行為、言論統制や少数民族の弾圧―。日本人の目から見た中国は、理不尽で横暴、人権も民主主義も認めない「悪い国」にほかならない。しかし、中国を論じる視点を彼らが「バカ」で「悪」であることだけに求め、感情的な反中・嫌中に走るのは得策だろうか?中国には中国なりのそうならざるを得なかった事情もあるのではないか?本書ではそんな視点から、日中間に横たわる諸問題の背景にある文脈を丁寧に解きほぐす。
目次
第1章 中国はなぜ『覇権主義』になったのか?
第2章 尖閣諸島は誰のものか?
第3章 反日デモは今後も起きるのか
第4章 習近平は何者なのか
第5章 靖国参拝はなぜ非難されるのか
第6章 少数民族問題はなぜ激化しているのか
第7章 日本人はなぜ中国に腹が立つのか
著者等紹介
安田峰俊[ヤスダミネトシ]
ノンフィクション作家。1982年滋賀県生まれ。立命館大学文学部卒業後、広島大学大学院文学研究科修了。当時の専攻は中国近現代史。一般企業勤務を経た後、運営していた中国関連のブログが注目され、見出されて文筆の道に。週刊誌・月刊誌への寄稿を続けつつ、多摩大学経営情報学部で「現代中国入門」と中国語の講師も務めるなど幅広く活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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