出版社内容情報
【内容紹介】
心でかきとめた絵と文で、あなたに贈る、愛とやさしさのメッセージ。ちひろは若き日を戦争中に過ごし、戦後の苦難の時期を懸命に生き、描き、そしてガンで倒れた。決して恵まれた世代の女性ではなかったが、たえず美と真実を追い続けてきた人だけに漂うやさしさが、私達の胸に大きな愛を呼びおこすのです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かおりんご
30
斜め読み。私が生まれるより前に亡くなっているのだけれど、母が好きなので、絵本やカレンダーなどでよくいわさきちひろさんの作品を目にした。絵を描き続けるって、大変だなと思った。2016/09/10
tototousenn@超多忙につき、読書冬眠中。
29
☆5.0 一番好きな「緑の風の中で」が掲載されています。40年くらい前に購入したと思います。
ほほほ
24
安曇野ちひろ美術館に行った記念に購入。有名だから絵は知っていたけど、こういう人だったんだ。「大人というものはどんなに苦労が多くても、自分の方から人を愛していける人間になることなんだと思う」という「大人になること」の文章は、以前どこかで読んでいわさきさんが気になるきっかけになったもの。思いがけずこの本でその文に再会して嬉しかった。2017/05/06
にゃにゃ美
12
今日の春の陽気に、ちひろさんの絵が映える。ほんわかとした、優しい気持ちになる。代表的な絵本たちが、どんな経緯でつくられたのか、そして当時の心境も知ることが出来た。「大人というものはどんなに苦労が多くても、自分の方から人を愛していける人間になることなんだと思います。」と、ちひろさん。はて、私は大人になれているのかしら?まだまだ、全然(笑)2016/03/17
りるふぃー
11
ちひろさんの生きた時代を感じる。生きておられたら104才。55才で亡くなられるまでの記憶とたくさんの作品が、時を止めて、生き生きと蘇ってくる。2022/04/23