講談社文庫<br> 肥後の石工

  • ポイントキャンペーン

講談社文庫
肥後の石工

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 196p
  • 商品コード 9784061380035
  • NDC分類 913.6

出版社内容情報

【内容紹介】
熊本県砥用町に今も健在する「霊台橋」この美しい石橋は、岩永三五郎の指導の下に、石工・大工・庄屋・百姓が協力して築いたものである。悲しく辛い過去とたたかいながら、肥後の石工の技術を弟子達に伝えた石工頭三五郎の物語。NHK児童文学奨励賞・日本児童文学者協会賞・国際アンデルセン賞国内賞受賞。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

入江

10
講談で語ってほしいです。橋というのが、人と人の間にかけるもののリアルな比喩として効果的でした。それにしても、キャラクターの設定が不幸です。主人公はもちろん、過酷な暮らしを強いられる里と吉、報われない人殺しの仁。主人公の妻はあまり描かれていないが、薄幸な姿を想像してしまう。2017/08/24

さきん

7
熊本県砥用町に今も健在する「霊台橋」この美しい石橋は、岩永三五郎の指導の下に、石工・大工・庄屋・百姓が協力して築いたものである。悲しく辛い過去とたたかいながら、肥後の石工の技術を弟子達に伝えた石工頭三五郎の物語。熊本城の石垣からも石工の仕事が偲ばれる。今の技術で当時に達しえるか?話の内容も深くて童話の中でも良作だと思う。2015/07/23

まめ

2
今まで読んだ中でベスト5に入るぐらい、心に染みる書き方が好きな本。石工ってこんなに高い技術を兼ね備えているんだと知った。読まなかったら橋の有り難さに気づく事もなかった。

gachi_folk

2
確かな技術で作られた石のアーチ橋。名こそ刻まぬが心意気はしっかりと刻まれ、そしてそれは受け継がれて行く。そんな肥後の石工三五郎。人間臭さがたまらなく良い。彼の意思やら技術を受け継いだ弟子たち。日本橋、江戸橋、万世橋など、彼らがかけた橋を見ることでその受け継がれた物に触れられる気がする。肥後の石工の息吹を東京で感じられるのかと思うと、何だかわくわくする。2014/08/13

mimm

1
これはノンフィクションベースの創作? 江戸時代をずいぶん貶めているような…。 子供の感想文に、泣けてしまいましたよ。2013/09/13

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/49829
  • ご注意事項