講談社の創作絵本<br> 大きな木のような人

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講談社の創作絵本
大きな木のような人

  • いせ ひでこ【作】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • 講談社(2009/03発売)
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  • サイズ A4判/ページ数 60p/高さ 21X28cm
  • 商品コード 9784061323926
  • NDC分類 E
  • Cコード C8771

出版社内容情報

パリの植物園で、植物学者と少女が出会う。
少女は植物の面白さに目覚め、心に何かが芽生えたことを感じる。
雄大な植物に囲まれた、小さいけれど感動的な出会い──。

・作/いせひでこさんからのメッセージ
パリには2本の樹齢400年のアカシアがある。その一本の大樹のある物語はすでに描いた。もう一本の樹ははじめから植物園で大切にされ、樹齢を重ねていた。私の足が、植物園に向かうようになったのは自然のなりゆきだった。
パリの大きな植物園を訪ねては、目が追いつかないほど、四季折々の樹や花や芽を観察することになった。そんな春のこと、私は自宅裏庭のちっちゃな一角に、生まれて初めてひまわりのタネを蒔いた。朝、昼、夕、毎日芽が出ていないかと庭の土におでこを這わせる姿は、まるでチャペックのにわか『園芸家の一年』みたいだった。(あとがきより抜粋)

・担当者のうちあけ話
カバーや帯の惹句を考えるのはふつう編集者の仕事ですが、この絵本ほど、それが難しいと感じたことはありませんでした。とにかく何を書いても、作品を表現するには物足りない言葉のように感じてしまうのです。
それは、いせひでこという画家が、歩いて、見て、聞いて、嗅いで、触れて、感じて、そして何度も何度も考えたこと、それを筆だけでなく、全身で表現しているからだと思います。
『大きな木のような人』は、独立したひとつの作品ですが、そんな作者ですから、これまで描いてきた作品と深いつながりが生じるのは必然です。『ルリユールおじさん』(理論社)の少女ソフィーが大きくなって、植物学の研究者として登場しているのを見て、私はゾクッとしました。(若)

いせ ひでこ[イセ ヒデコ]
著・文・その他

内容説明

人はみな心の中に、一本の木をもっている。パリの植物園。植物学者との出会い。少女の心に、小さな芽が育ちはじめる―。

著者等紹介

いせひでこ[イセヒデコ]
画家、絵本作家。1949年生まれ。13歳まで北海道で育つ。東京芸術大学卒業。『マキちゃんのえにっき』で野間児童文芸新人賞、『水仙月の四日』で産経児童出版文化賞美術賞、『ルリユールおじさん』で講談社出版文化賞絵本賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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やすらぎ🍀

250
木は私たちをいつも見つめている。感じとるしかないけれど。"人はみな心の中に一本の木をもっている"…本当にそう。芽生えた場所で枝を広げ、幹となるものを大切にして生きている。若葉は雨に打たれてもしなやかに、花開くことを待ちわびて。滴と共に落ちた黄葉が足下を温めてくれる。春になったら芽生えるのだから。それまでは眠っていればいいさ。植物には色んな樹種があるだろう。それは人も動物も同じなんだ。遠い日本にもプラタナスは根を張っているだろう。光が降り注ぎ梢が風に揺れている。森のように大きな木にも笑顔は咲いているだろう。2022/08/21

やま

201
「人はみんな心の中に、一本の木を持っている」 フランスの植物園にある樹齢250年のプラタナスの大樹の物語です。 植物園のあちこちに出没する主人公・さらえを人類植物学者・ジョルジュ・メテリエが、植物園を案内します。 さらえが、ジョルジュからひまわりの種を貰い、ひまわりを育てる様子を描いた描写が、とても印象的でした。 2009.03発行。字の大きさは…大。 🌿続く→2020/10/25

greenish 🌿

171
パリの植物園で植物学者と少女が出会う。少女は植物の面白さに目覚め、心に何かが芽生えたことを感じる。雄大な植物に囲まれた小さいけれど感動的な出会い ---日本からやってきた少女さえら。400歳のアカシア・日本生まれのエンジュなどたくさんの木々や植物学者たちとの交流を通して、少しずつ大事なことを育んでいきます。表紙の、250年根を張っているプラタナスの大木と幹に背中合わせの2人。この位置関係・佇まいが、この物語の優しさや愛情を象徴しているように思えます。さえらが残したものもまた、大きな愛に溢れているのですね。2013/11/17

kanegon69@凍結中

159
木の先生にたくさん植物について教わり、いつの間にか植物園の一員のようになっていた少女「さえら」は、いよいよ日本に帰ることに。「そうか、きみは日本に帰るのか。。」木の先生と「さえら」が樹齢250年のプラタナスの木を中心に互いに背を向け、語り合うシーンがとても印象に残る。実に美しい印象的な絵で、フランス映画のワンシーンのような寂寥感とほのかな優しさが漂う。この春夏の経験で、木の先生と共に過ごした少女はきっと、生きとし生けるものを慈しむ大切な心の中の芯を、まるで大きな木の根のようにしっかりと根付かせたに違いない2019/10/25

のっち♬

157
パリの植物園を舞台に、学者と日本人の少女の交流が描かれる。本を開いた瞬間に木々が発するマイナスイオンに包まれたような気分になる。作者の水彩画と植物の相性は抜群。緑だらけでも一枚一枚立体感はしっかりしており、樹齢400年のアカシア、250年のプラタナスの迫力は特に風格がある。雨の描写やアゲハ蝶も流石。長年の友人の学者もまた重要な題材だけに、説明内容より好奇心旺盛なさえらと広げるゆったりとした空間を掬い取ることに徹している。淡々とした物静かな作品で予想以上に大人向け。心の中の木を育むものは〈あちこち〉にある。2022/08/21

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