講談社現代新書<br> 現代哲学事典

講談社現代新書
現代哲学事典

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  • サイズ 新書判/ページ数 719p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784061156258
  • NDC分類 103.3
  • Cコード C0210

出版社内容情報

【内容紹介】
今日ほど、人間についての根源的反省が強いられている時代はない。本書は、古今東西にわたる人類の思索の集積を、現代的視点から455項目に整理、簡潔明晰な定義、主張をもりこんだ個性的記述、東西思想からのアプローチによってわれわれの立ちむかうべき哲学的課題を論述、さらには、比較哲学年表、論理記号一覧、有機的使用に耐える各種索引も併載して、〈読む〉〈引く〉2つの機能を兼ね備えた現代人必備のユニークな事典である。

思考武器としての哲学的概念――現代は、あらゆる領域でその根本的な前提にさかのぼる反省がもとめられている時代である。そして、その分析・追求の有効な武器として哲学的概念が用いられている。しかし、哲学上の術語は一般に難解だし、実際必ずしも正しい使い方がされているとはいえない。このことが、元来錯雑した現代思想に無用な混乱を加えている面も無視できない。かといって無性格で無味乾燥な概念規定が、この混乱を救えるはずもない。こんな考えもあって、前々から、個性的アプローチで読んで面白く、しかも必要事項はおさえてある、そういった哲学事典はできないものかと思っていた。現代哲学事典は、こうした方向で編集してある。――編者のことば

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mitei

150
まだ読み切れてないが、今後本を読む時に専門的な哲学用語が出た時に引いて確認したい。2015/02/20

大森黃馨

9
初版は1970年で最早50年前の本 その為悪い意味で古びているのが悪目立ちする(例えばこれからコンピュータ時代云々という記述があるが今日のそれと比べて当時のコンピュータのレベルで何を語ろうと言うのだろう 或いはSFの過大夢想のコンピュータのそれに引きずられたとしか思えない) またマルクス・社会主義関連の記述はいやに攻撃的で本来ならばこうした事典はそれなりにニュートラル性を求められるだろうに寧ろ偏見性が著しい(続く)2023/08/10

脳疣沼

3
とても良い哲学辞典だと思う。哲学の入門にももってこいで、どの項目もとても分かりやすく簡潔である。 哲学は、言葉の定義をはっきりさせないと、わけの分からないことになるので、こういう本は大切だと思う。必要に応じて引く、と言うよりも普通の読み物としての側面が強い。前者の場合だとさすがに載っていない事項が多いと思う。2015/08/13

Hiroshi Ichiki

1
手元にある数少ないデータではない本。データは読み尽くしてしまったので再読…Kindle買いすぎでお金がなくなるので節約…2014/12/31

YUKIO

1
いかにも難しそうな一書、しかし本書を紐解くと、普段何気なく使われている言葉の定義をひとつひとつおさえることができる。音楽でよ歌い上げられる「愛」、司馬遼太郎の小説で出会った「朱子学」「陽明学」、受験生時代苦しめられた「国学」「もののあはれ」などなど。 手元に置いておき、ふとしたときにページをめくる一冊か、

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