出版社内容情報
古の武術の名人・達人の動きを自ら体現すべく、日々、進化し続ける甲野善紀の驚くべき「術」の数々を豊富な写真でていねいに解説
武術における古の名人、達人の超人的な動きを自ら体現すべく、日々、進化をし続ける甲野善紀の身体技法。本書は、その最新の技を多数の写真でていねいに解説、身体の仕組みとそれをとりまく空間を最大限に活用した驚きの「術」の数々を紹介します。
内容説明
武道界の常識を乗り越えて進化を続ける甲野善紀の術理を最新報告!驚くべき新発見の術理「謙譲の美徳」を収録!
目次
第1章 長年の懸案だった腰と腹―大和屏風の発見
第2章 体の捻れを消す―逆足の抜刀と剣術
第3章 体の左右を互い違いに使う―凝縮と開放
第4章 腕と体幹を繋げる―手の内の効用
第5章 「悪しき円」から「良き円」へ―「扇返し」と「支点の崩落」
第6章 丹田から脚を引き上げる―浮木の腿と腹
第7章 屏風座りの弱点を克服する―浮きをかけた屏風座り
第8章 日本人の腰と腹―「浮木の腿」と「大和屏風」
第9章 新たな身体運用法の発見―「謙譲の美徳」の術理
著者等紹介
甲野善紀[コウノヨシノリ]
1949年東京生まれ。1978年、独自に武術の研究を行なうために、「武術稽古研究会」を設立し、自宅に道場を建てて『松聲館』と命名する。以後、様々な流儀の武術、あるいは異分野との交流、無住心剣術、夢想願立などを始めとする古伝武術の伝書の解読、研究を行い、それらから得られた“気づき”を手がかりに剣術、抜刀術、体術などの術理を構築する。2003年、ジャンルに囚われず、より多くの世界と、より自由な対応をするために「武術稽古研究会」を解散し、活動の場を広げる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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