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出版社内容情報
時は明治、世紀末。東京では怪奇な事件が続発していた。その謎に文豪・泉鏡花と編集者・香月真澄が挑む。新作40ページを収録。
金魚供養に隠された兄弟の秘密「鳥は空に、魚と水に」。禁断の想いがひとを惑わす「乱れる花の吐息にも似て」。大人気シリーズの2編に加え、描きおろし新作40ページを加えた明治東京怪異譚。新米編集者の香月が、泉鏡花とともに幻想の世界へご案内します。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ネムコ
23
ヤッター! 一冊丸々今市子さんのコミック! たとえ3話中2話が既読でもいい。自宅にて浮かれ騒ぐ物の怪に「お静まりなさい!」と一喝する鏡花先生がカッコ良かったです。でも香月クン、一緒に冒険できるのは良いけれど、先生の原稿はもらえてないよね。編集者失格(笑)2015/09/20
えりっち
20
香月君は人が良すぎますね 笑 鏡花先生のミステリアス感が素敵です。 そして卯辰 可愛すぎます。2016/09/26
しましまこ
17
小説は何度も挫折。先生が泉鏡花じゃなけれは楽しめるのに…2015/09/27
えも
16
「月」を入手したら、この「華」を買っていないことがわかり、翌日購入◆相変わらず、哀しい人の世が怪異を引き起こすのですねえ。そして鏡花先生は、やはり「向かう側」がよく似合います◆収録3作のうち2作はすでに持っているコミックの再録ですが、鏡花関係だからそれでも好いのです。2016/09/19
雷華
16
作家の泉鏡花と担当の香月くんの怪異譚。再録二本と書き下ろし一本。どの話もちょうどイイ具合に人間の泥々や綺麗な面が入り交じり妖しくて儚い感じがイイですよね。更にほんのりギャグも入り今回も再録の方が勝っているのに読みごたえたっぷりでした。新刊が待ち遠しいのですが、そろそろ全部書き下ろしが来てもいいような気がするのですが……今年の小説の方も待ってます(*・∀・*)ノ2015/09/19