巨匠の日本画〈10〉速水御舟 (復刻版)

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  • サイズ A4判/ページ数 123p/高さ 31cm
  • 商品コード 9784055000581
  • NDC分類 721.9
  • Cコード C0371

出版社内容情報

14歳で松本楓湖に入門、その才能を開花し、40歳で逝く。細密な写実主義から幻想的で格調高い新境地へと、まさに駆け抜けた才能であった。未完の画家と称されながらも、その作品は純度の高い日本画のエキスであり、今なお不滅の光芒を放っている。

目次

生命の花
虫の世界
静かなる生命
水の変様
人のかたち・人のこころ
画家の目/近代日本画の巨匠たち(純度の高い日本画のエキス―鑑賞への招待―駆け抜けた才能)
速水御舟の生涯と芸術
テーマ別作品解説
速水御舟主要作品・略年譜

著者等紹介

河北倫明[カワキタミチアキ]
美術評論家

平山郁夫[ヒラヤマイクオ]
東京芸術大学学長・画家

速水御舟[ハヤミギョシュウ]
明治27年8月2日東京・浅草茅町に生まれる。本名、栄一。明治41年7月蒔田家の近くにある松本楓湖の安雅堂画塾に入門。明治44年2月第11回巽画会に『室寿の讌』を出品、一等褒賞を受け、宮内省買い上げとなる。この頃紅児会に入会。昭和5年2月イタリア政府主催・大倉男爵後援ローマ日本美術展覧会の美術使節として、大倉喜七郎、大観夫妻、松岡映丘らと渡欧、欧州各地、エジプトを巡り、10月帰国。このときのイタリア展に『名樹散椿』、『鯉魚』を出品、イタリア政府よりオクイシェー・クーロンヌ勲章を受ける。昭和6年1月ドイツ・ベルリンにおいて、現代日本画展が開催され、『夜の雪』を出品。この作品が好評を博したのでベルリン国立美術館に寄贈、ドイツ政府より赤十字二等名誉勲章を受ける。昭和10年3月20日逝去。享年40歳
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