巨匠の日本画〈9〉村上華岳 (復刻版)

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  • サイズ A4判/ページ数 121p/高さ 31cm
  • 商品コード 9784055000574
  • NDC分類 721.9
  • Cコード C0371

出版社内容情報

山水と仏画をテーマにした作品を数多く描いた。鋭敏な観察眼と濃密な色彩感覚に強い生命感が躍動している。官能的な美の中に哀愁を漂わせたその特異な作品群には、画家である前に人間であろうと切に願った異才の祈りのかたちが結晶化しているといえるだろう。

目次

官能と霊性
こころの姿
内奥の山水
いのちの形
画家の目/近代日本画の巨匠たち(五十歳を一期として―鑑賞への招待―精進に牡丹の香)
華岳の心の軌跡
テーマ別作品解説
村上華岳主要作品・略年譜

著者等紹介

河北倫明[カワキタミチアキ]
美術評論家

平山郁夫[ヒラヤマイクオ]
東京芸術大学学長・画家

村上華岳[ムラカミカガク]
明治21年7月3日大阪市北区松ヶ枝町に生まれる。本名震一。明治36年4月京都市立美術工芸学校(美工)に入学、京都市柳馬場三条下ルにある印刷屋三上似玉堂に寄寓する。明治37年4月村上五郎兵衛と養子縁組をする。明治40年3月京都市立美術工芸学校を卒業、翌月同校研究生となる。明治41年10月第2回文部省美術展覧会(文展)で『驢馬に夏草』が初入選、三等賞となる。明治42年4月京都市立絵画専門学校(絵専)に入学。明治44年3月京都市立絵画専門学校を卒業、同校研究科にすすむ。10月第5回文展で『早春』改め『二月乃頃』が入選、褒賞となる。大正2年3月京都市立絵画専門学校研究科を卒業する。昭和14年11月11日持病の喘息のため死去
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