一番やさしいピケティ「超」入門―『21世紀の資本』と「格差社会」を今日から語れる本

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一番やさしいピケティ「超」入門―『21世紀の資本』と「格差社会」を今日から語れる本

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  • サイズ B6判/ページ数 175p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784054062498
  • NDC分類 331.82
  • Cコード C0030

出版社内容情報

資本と格差の問題に切り込み世界に影響を与えた大著『21世紀の資本』。著者ピケティの理論と著作の概要が短時間でつかめる本。

資本と格差の問題に正面から切り込み、全世界に影響を与えた大著『21世紀の資本』。その著者ピケティの理論と重厚な著作の概要を「超図解」でわかりやすくスピード解説するのが本書である。これからの格差社会を生き抜く指針が短時間でラクにつかめる本。

【著者紹介】
1962年、滋賀県生まれ。立命館大学文学部哲学科卒。ノンフィクション作家、同志社大学非常勤講師。著書に『超図解 勇気の心理学 アルフレッド・アドラーが1時間でわかる本』ほか多数。

内容説明

富める者はさらに富み、貧しき者は貧しきままで一生を終えるのか?「富の不平等」を検証し、格差拡大のメカニズム解明に挑んだ経済学の異端児トマ・ピケティ。その思想と著作を「超図解」!経済を勉強してこなかった人も、やっぱり「r>g」がわからない人も…図解でわかった!

目次

1章 『21世紀の資本』は何のために書かれたのか?(そもそも『21世紀の資本』とはどんな本なのか;『21世紀の資本』の著者トマ・ピケティとは何者か ほか)
2章 「r>g」とは、いったい何を意味しているのか?(「勤勉」や「努力」が報われない時代がやってくる?;そもそも「資本」「所得」とは何なのか ほか)
3章 歴史を通して見た「不平等」の真実とは?(私たちは「高い経済成長」に幻想を抱いていないか;国家の資本はどのように変化したのか ほか)
4章 経済格差は本当に拡大しているのか?(「富める者」と「貧しき者」はどこで線引きされるのか;トップ10%はどの程度の労働所得があるのか ほか)
5章 格差社会の進行は食い止められるのか?(日本の先行きはこれからどうなるのか;日本の「金持ち」と「貧乏」の差はますます拡大するのか ほか)

著者等紹介

中野明[ナカノアキラ]
ノンフィクション作家。1962年、滋賀県生まれ。立命館大学文学部哲学科卒。同志社大学非常勤講師。「情報通信」「経済経営」「歴史民俗」の3分野をテーマに執筆活動を展開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ナミのママ

38
ピケティ『21世紀の資本』を読んでみたい→理解できそうもない→気になる→中途半端いいとこどりのあいまい理解は嫌だなぁ…と探してみて、この本がわかりやすそうだったので読んでみました。さすが『超』がつくことだけあって、理解できました。図表についての解説は明解です、というより私にはこれがなければ理解できなかったはず。とはいえ、あくまで著者・中野さんというフィルターを通しての書物、『21世紀の資本』を読むのが一番だと思います。わかっているけど、これでお腹いっぱいになりました。2015/04/10

犬こ

21
ピケティと言えば、この公式 r>g rは資本収益率、gは経済成長率。資本が一部の資産家に集結するため、大半の人には資産が落ちてこず、格差社会が特に先進国に広がりつつあります。所得累進課税は、どんどん推し量ってほしいところ。2017/10/15

としP

14
r(資本収益率)>g(経済成長率)で、経済成長率が低下すると労働所得が伸び悩み、相対的に資本を持つ者が更に裕福になる。また富を持つ者が教育や政治でも優位にたち、経済格差が広がる。2019/03/10

みんと

13
膨大なデータを元に語られたピケティの経済格差の実態。 「21世紀の資本」は読む自信はないが、本書では資本主義社会における、r(資本収益率)>g(経済成長率)の数式の意味をわかりやすく図解してあり読みやすかった。 経済格差を無くすための税法の提案も興味深い。2015/05/10

ophiuchi

10
「21世紀の資本」は読んでないけど雑誌やネットの記事でおおよそ知っていたので、それを確認したという感じ。みんなが漠然と思っていたことをデータで裏付けた形になっているからベストセラーになった。安倍内閣の中であれを読んだ人は何人いるんでしょう?2016/01/12

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