出版社内容情報
絶体絶命の天下分け目で東西両軍をあっと化かした、関ケ原一の奇策!阿波踊りを始めた蜂須賀家二代目の痛快にして規格外の闘い!
国か、御家か、息子の命か、それらを全て失うのか? 絶体絶命の天下分け目の戦いで東西両軍をあっと化かした、蜂須賀家二代目による「関ケ原一の奇策」とは? 阿波踊りをはじめた男は、大名にして商売人、なによりも川並衆だった! 徳島藩祖の痛快な半生!
【著者紹介】
1987年、栃木県生まれ。信長五大老・丹羽家の敗者復活劇を描いた『うつろ屋軍師』で、第19回歴史群像大賞に入賞しデビュー。デビュー作が「この時代小説がすごい!」にいきなりランクインした期待の新鋭。
内容説明
蜂須賀家政は、秀吉のエリート黄母衣衆ながら、川並衆頭領として秀吉を支える父・小六の高い壁を前に、悶々とするひねくれ者。信長の死後に躍進を続ける秀吉から、齢二十八にして阿波一国を任されるが、それはベテラン家老を七人も宛がわれた不本意な大抜擢。なにより阿波は国人や海賊の力が強い難治の土地。だが自身も川の民の出であり、体制側になりきれない家政は、武家とは反対のやり方で政に乗り出すが…。三千石からいきなり十七万五千石の国主にされた男の葛藤と成長、そして苦悩の末の関ヶ原での誰もが予期せぬ大決断!
著者等紹介
簑輪諒[ミノワリョウ]
1987年生まれ、栃木県出身。2014年、丹羽家の敗者復活劇を描いた第19回歴史群像大賞入賞作品『うつろ屋軍師』でデビュー。デビュー作がいきなり「この時代小説がすごい!2015年版」にランクイン(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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