警視庁重大事件１００―警察官の闘いと誇りの軌跡警視庁創立１４０年

佐々 淳行【監修】/警視庁【協力】

学研パブリッシング（2014/09発売）

• サイズ B6判／ページ数 303p／高さ 19cm
• 商品コード 9784054061453
• NDC分類 368.6
• Cコード C0030

出版社内容情報

警視庁が警察官目線で見た１００大事件を決定。本書では、事件でをランキング形式で紹介し、警視庁の変遷に迫る！

創立１４０年を迎えた警視庁が全職員に対してアンケートを実施。警察官目線で見た１００大事件が決定した。本書では、警視庁の協力のもと、警視庁史に残る歴史的事件を紹介するとともに、時代ともに変遷していった警視庁の姿に迫る！

【著者紹介】
１９５４年、国家地方警察本部（現警察庁）入庁。東大安田講堂事件、あさま山荘事件など、多くの学生運動や新左翼のテロに対する警備実施を指揮。後に初代内閣安全保障室長に就任（１９８９年退官）。

内容説明

市民を守り続けた警視庁１４０年の歴史から１００の重大事件をランキング！！

目次

第１章　重大事件ランキング１～１０位（オウム真理教事件―発生年月：１９８９年（平成元年）より
東日本大震災―発生年月：２０１１年（平成２３年）３月　ほか）
第２章　重大事件ランキング１１～３０位（立川署警察官による拳銃使用殺人事件―発生年月：２００７年（平成１９年）８月
制服警察官女子大生殺人事件―発生年月：１９７８年（昭和５３年）１月　ほか）
第３章　重大事件ランキング３１～５０位（世田谷署警部補殉職―発生年月：２００１年（平成１３年）８月
六本木クラブ襲撃事件―発生年月：２０１２年（平成２４年）９月　ほか）
第４章　重大事件ランキング５１～８０位（新潟県中越地震―発生年月：２００４年（平成１６年）１０月
三島事件―発生年月：１９７０年（昭和４５年）１１月　ほか）
第５章　重大事件ランキング８１～１００位（三鷹事件―発生年月：１９４９年（昭和２４年）７月
血盟団事件―発生年月：１９３２年（昭和７年）２～３月　ほか）

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[いつでも母さん]

面白かったと言ってしまうのは不謹慎極まりないのだが、4位までが警視庁職員と一般のランキングが同じなのにはやっぱりなぁと。順位づけするのもどうかとは思うのだがしかし、5位以下のこの違いが面白い。24位の事件が衝撃的だったのを覚えている。そして、まさかの『西南の役』にビックリ！あさま山荘事件も強烈だった。事件に大小は無いはずだが、インパクトはある。次々におこる事件ですぐに過去のことになってしまう昨今、仕事とはいえ、警視庁・警察庁、全ての関係各位の弛まぬ努力・捜査には頭が下がる。がんばれ！ニッポンの警官達！

2016/02/22

[ゆみねこ]

犯罪や事件の歴史をさらりと復習したような読後感。三億円事件や、あさま山荘事件、三島由紀夫の事件が強く印象に残っています。子供たちに成田空港ができるまでのあれやこれやを語って驚かれましたね。日本の治安を守るために日々奮闘する警察官に感謝です。

2016/03/01

[あじ]

平安な時代は無い、激動こそ時代であると思う。私たちはその渦中に日々、身を置いている。生を受けてからこれまでに目撃してきた、事件、事故、災害は、大きな衝撃と共に胸を射抜き、古傷は未だ病んでジクジクする。オウム、東日本大震災、グリコ森永、三億円、二・二六…警視庁が誕生してから140年間だけでも、膨大な事件が止む事なく続いている。警察の仕事というものが私たち一般とは遠くかけ離れた、特殊な職業倫理上にあるのだと考えさせられる。

2015/01/09

[おはぎ]

★★★★☆警視庁が2014年に創立140年を迎えたのを機に全職員に対して実施したアンケートを基に警視庁の100大事件を決定。オウム事件や3億円事件などの凶悪事件やサミットなどの大規模イベントがランキング順に紹介されている。一般からも同様のアンケート回答を求め、同様のランキングを作成して、警視庁職員と一般のランキングの比較を見るのも面白い。

2015/07/19

[10416]

警視庁関係者が選ぶ重大事件100。一気に読んでしまえるぐらい読み応えあったー。もちろん生まれる前の事件も多く、その辺はWikipediaでおさえつつ…笑。しかしほんの何十年か前の日本に、なんとテロやデモの多いことか。平和ボケしたわたくしには衝撃でありました。

2014/10/28