出版社内容情報
福島原発事故をルポした、朝日新聞連載の書籍化第6弾。事故後まる3年を経過しても、いまだ復興ならない被災地の現実を追う。
福島原発事故をテーマにした、朝日新聞連載の書籍化第6弾。事故からまる3年が経過したが、被災地の復興はほど遠い。故郷を追われた人々の多くは、帰還をあきらめはじめている。被災者の苦悩と真実の叫びを追い続ける渾身のルポルタージュ。
【著者紹介】
朝日新聞報道局につくられた調査報道専門の取材チーム。2011年の福島原発事故による放射能汚染の惨劇を受け、検証記事を作製するために、特別編成の取材班がつくられた。
内容説明
福島原発事故からまる3年。新しい政権によって株価は上がり、東京オリンピックの招致に国中が沸いている。しかしこの賑わいは、むしろ福島の人々の孤独感を深めるばかりだ。いまだ仮設住宅に住み、除染は進まず、汚染水漏れは深刻さを増している。生活再建とはほど遠い現実のなか、このまま事故を過去のものとして置き去りにしていいのか。福島の人々の小さな叫びを伝え続ける、朝日新聞特別報道部による真実の調査報道だ。
目次
釣ったら放せ
踊り残そう
原発城下町
イノシシ膨張
ローン減らせ
追いかける男
特別座談会 ふるさと福島では、事故はずっと続いている