わたしはマララ―教育のために立ち上がり、タリバンに撃たれた少女

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 429p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784054058460
  • NDC分類 289.2
  • Cコード C0098

出版社内容情報

女性が教育を受ける権利を訴えて、イスラム武装勢力に銃撃された16歳の少女の手記。世界24か国語で翻訳の話題作!

「すべての子どもに教育を」と訴え、イスラム武装勢力に銃撃された16歳の少女・マララの手記。本書は、テロリズムによって生活が一変した家族の物語でもあり、女の子が教育を受ける権利を求める戦いの記録でもある。世界24か国で翻訳の話題作!

【著者紹介】
パキスタンで「女性が教育を受ける権利」を訴え、2012年10月、タリバンに銃撃された16歳の少女。その勇気と主張を支持する声は世界中に広がり、相次ぎ賞を獲得、ノーベル平和賞・史上最年少候補となる。

内容説明

女性が教育を受ける権利を訴えて、イスラム武装勢力に銃撃された16歳の少女の手記。世界24ヵ国で翻訳の話題作!

目次

プロローグ わたしの世界が変わった日
第1部 タリバン以前
第2部 死の渓谷
第3部 三発の銃弾、三人の少女
第4部 生と死のはざまで
第5部 第二の人生
エピローグ ひとりの子ども、ひとりの教師、一冊の本、一本のペン

著者等紹介

ユスフザイ,マララ[ユスフザイ,マララ] [Yousafzai,Malala]
パキスタンの女性人権活動家。1997年7月12日、北部山岳地帯のスワート渓谷に生まれる。11歳のとき、英BBC放送のウルドゥー語ブログに、グル・マカイというペンネームを用いて日記を投稿し、注目を集める。女性の教育の権利を認めないタリバンの圧力に屈せず、「女の子にも教育を、学校に通う権利を」と訴えつづける姿勢が、多くの人々の共感を呼んだ。2012年10月9日(当時15歳)、スクールバスで下校途中に、タリバンに襲われる。頭部を撃たれ、生死の境をさまようものの、奇跡的に命をとりとめ、その後も教育のための活動を続けている

ラム,クリスティーナ[ラム,クリスティーナ] [Lamb,Christina]
世界トップクラスの国際ジャーナリスト。オックスフォード大学、ハーバード大学卒業。5冊の著書がある。1987年以降のパキスタンとアフガニスタンの情勢をリポート。イギリス海外通信員賞を5回受賞したほか、ヨーロッパでもっとも権威のある通信員賞とされるバイユー戦争報道特派員賞も授与されている。現在はサンデー・タイムズ紙で働き、ロンドンとポルトガルに暮らす

金原瑞人[カネハラミズヒト]
1954年、岡山市生まれ。法政大学教授・翻訳家。児童書やヤングアダルトむけの作品のほか、一般書、ノンフィクションなど、翻訳書は400点以上

西田佳子[ニシダヨシコ]
名古屋市生まれ。東京外国語大学英米語学科卒業。英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 4件/全4件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

三代目 びあだいまおう

249
史上最年少のノーベル平和賞受賞者マララ、彼女の美しい顔と受賞理由はきっと多くの方々はご存知かと。本書は彼女の手記。当たり前に暮らしている私達の平和や日常が彼女達には手の届かない『夢』❗過去や歴史の話じゃない、今私達が生きている現在の話であり身近な国の現実。高層ビルに飛行機がぶつかった映像は今も記憶に新しい。目の前で大切な人が無惨に殺され自爆テロで多くの犠牲者が出る故郷をそれでも愛し『全ての女性に教育の機会を』と訴える。マララは普通の少女、私達の周りにいる普通の少女!彼女の勇気と行動に神のご加護あれ‼️🙇2019/01/16

風眠

158
2012年10月9日、タリバン政権が支配するパキスタン・スワート渓谷。15歳のマララは下校途中のスクールバスで頭を撃たれた。勉強したいと言っていただけの少女を見せしめに殺すっていう発想、タリバンってバカなの?暴力よりも支配よりも「教育」というものを畏れたタリバン。一命を取りとめ、国連本部で行ったマララのスピーチは「ありがとう」の言葉でいっぱいだ。非暴力による抗議活動で、これほど威力のある言葉があるだろうか。性差による差別、教育、治安、子どもや女性を取り巻く現実。10代の女の子から沢山のことを教えられた。2015/02/18

Kawai Hideki

123
驚きとショックと自分の無知に打ちのめされる一方、少女の勇気と聡明さと情熱に圧倒され続けた。タリバンに撃たれたマララが、事件の背景、当日、事件後の出来事や心境を当事者目線で解説。美しい山並みに囲まれ平和に生活していたスワート渓谷のパシュトゥン人の歴史から振り返り、パキスタン建国の悪影響、ソ連へのジハードをけしかけるCIA、タリバン到来後の生活の暗転、などがつまびらかにされる。アメリカの作った算数の教科書が「ソ連の異教徒10人のうち5人を殺したら残りは何人?」とか。タリバン以前にもひどい話は枚挙に暇が無い。2014/05/30

小梅

115
マララが銃撃されたのは報道で知っていましたが、それまでの経緯や彼女は普通の10代の女の子である事が改めて理解できました。頭部をどんな風に銃弾が入り、どんな治療が行われたのかが良く解りました。彼女が国のトップになれる日が来たら、どんなに素晴らしいでしょう。応援しています。2015/08/21

ちえ

75
2001年の9.11同時多発テロは衝撃的でしっかり記憶しています。その後もアフガニスタンやタリバンのニュースを見聞きすることはたくさんありました。それでも、私はぼんやりとしたイメージしか持っていませんでした。どこか遠い場所で起きていることだという意識があったのだと思います。この本を読んで、自分がいかに世界を知らないかを思い知らされました。一人の女の子の親しみやすい筆致から、パキスタンでの暮らしがリアルに伝わってきました。中でも、教育の大切さは一番強いメッセージとして伝わってきました。2016/01/03

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/7470356
  • ご注意事項