出版社内容情報
小学国語の教科書で読んだ、記憶に残る物語の短編集。「ごんぎつね」などの懐かしい有名作品から隠れた名作まで収録。
小学国語の教科書で読んだ記憶に残る物語の短編集。「ごんぎつね」「大造じいさんとガン」「注文の多い料理店」「やまなし」「モチモチの木」「かわいそうなぞう」「ちいちゃんのかげおくり」「杜子春」など懐かしい有名作品から隠れた名作まで多数収録。
内容説明
大人になった今だからこそ、主人公の気持ちや作者の思いが深く響く。『大造じいさんとガン』『ごんぎつね』など１６篇。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あすなろ
97
【児童書】ごんぎつねのラストを覚えてますか？そんな帯ある本。あおむしである種衝撃受け、少し少年時代迄、成長させてみた。ここら辺はまだ僕の心は幼き頃に戻れたかな⁈椋鳩十氏・新美南吉氏諸作品や、斎藤氏もちもちの木あたりに、少年時代が蘇る。正に井上陽水の少年時代がピッタリの世界。特に先の二方の諸作品は更に読みたくなった。オススメどおりに、胸が郷愁に締め付けられる本だった。2016/03/13
itoko♪
77
小中学校の教科書に掲載された作品の中から選び抜かれた16作品。『ごん狐』『大造じいさんとガン』『モチモチの木』『手袋を買いに』『ちいちゃんのかげおくり』などを覚えていた気がするのは、子どもの宿題の音読で聞いていたお陰かと思われます。教材なので、やはり命や家族・友情などを描いた作品が多い。恥ずかしながら『注文の多い料理店』は初めて読みました。ある意味、ミステリーだったのですね。パート2もあるようなので読みたいです。2015/12/11
かのこ
75
読書会でのご紹介本。小中学校の国語の教科書に掲載された作品と、作者の来歴・作品の授業での取り上げられ方等が紹介された作品集。「ごんぎつね」や「ちぃちゃんのかげおくり」はじめ懐かしくなる作品あり、初読みの作品あり、一冊で多くの名作に触れることのできる贅沢な内容。私は本を読む時、無意識に作中の登場人物に感情移入し、誰かの目線で作品を味わっている気がする。そういう意味では「かわいそうなぞう」は子供の頃よりも大人になった今の方が心に重かった。作品の解説などはなく、それゆえ読後色々な事を自由に考えられる点が良い。2017/12/09
おかだ
53
懐かしい教科書の物語もあれば、初めて触れる物語も。『ごんぎつね』『かわいそうなぞう』『ちいちゃんのかげおくり』が思い出深いし泣かせる圧が強い。不思議なもので、読んでると小学生の頃の教室の景色や先生を思い出す。しかしながら私にとって強烈に印象深い教科書の物語上位3作品は『夏の葬列』『少年の日の思い出』『こころ』で、どれも中学・高校の教科書だった。これは小学校教科書の作品限定なので、掲載されていなくて残念。『夏の葬列』読みたいな…あれトラウマなんだよな…2020/04/25
まる
46
懐かしさに胸がいっぱいになりました。知らない(覚えてないだけ？)話ももちろんありましたが、教科書に載るだけあって、考えさせられる話ばかりでした。他にもあれも読みたいこれも読みたいとどんどん思い出しますね。2015/05/17
