出版社内容情報
慶長二十年、豊臣軍の全権を掌握した真田幸村は、大坂城で徳川軍と激突する。いま幸村の百計が花開き、家康の野望を打ち砕く!
慶長二十年、豊臣秀頼から政と軍事の全権を与えられた真田幸村は、淀城に夜襲を掛けて奪取する。一方、豊臣軍に寝返った福島正則、立花宗茂は岡山城から出陣し、姫路城を落として大坂に迫った。幸村の百計が花開き、ついに大坂城で徳川軍と豊臣軍が激突する!
内容説明
慶長十九年、大坂冬の陣が起こった後、豊臣軍と徳川軍は和義を結んだ。しかし、家康は虎視眈々と豊臣家を葬り去る機会を狙い、大坂城の内堀を埋め立て、裸同然にしてしまう。直臣の愚かさに愛想をつかした秀頼は、真田幸村に豊臣家の軍事と政治の全権を委ね、総指揮を執るように命じた。幸村はまず福島正則、立花宗茂を豊臣方に寝返らせ、広島城から西に攻め上って姫路城、尼崎城を落とし、大坂の決戦に向かうよう要請する。同時に、明石全登らと共に軍勢を率いて淀城を奇襲し、奪取することに成功した。一方、小松山の戦において、後藤又兵衛はある密命を持ったまま行方知れずとなる。幸村の百計は毛利輝元、細川忠興をも巻き込み、大坂夏の陣において、逆襲の嵐が吹き荒れる。
著者等紹介
津野田幸作[ツノダコウサク]
1939年、東京生まれ。東京医科歯科大学医学部卒業後、某大学付属病院にて集中治療を専門とする。その間、歴史分野に新しい境地を見出し、執筆活動に入る。現在は財団法人救急振興財団・救急救命東京研修所で特別講師を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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