出版社内容情報
3月に発売し、大反響となった朝日新聞の連載ルポ書籍化の続編。次々に明らかにされる福島原発事故被害実態を、あらためて検証。
3月に発売し、大反響となった朝日新聞の連載ルポ書籍化の続編。史上最悪の放射能汚染となった福島第一原発事故について、気鋭の記者たちが、政府、官僚、東電、そして被害住民にあらためて取材し、その真実を報告。事故の本質を改めて検証している。
【著者紹介】
朝日新聞報道局につくられた調査報道専門の取材チーム。2011年3月の福島第一原発事故の放射能汚染の惨劇を受け、検証記事を作製するために、特別編成の取材班がつくられた。
内容説明
ふるさとを追われ、いまだ帰還のめどがたたない被災者たちの苦悩、新たに発掘された事故の原因と背景などを、朝日新聞の気鋭の記者たちがリポート。
目次
第7章 原始村に住む(元東電社員の回顧―原子力発電所の本当の姿;原子村から原始村へ)
第8章 英国での検問(莫大な費用をかけて英仏と日本を往復する使用済み核燃料;独占企業が自在に電気料金を設定する不合理)
第9章 ロスの灯り(貧しい北辺の地、下北を一大工業地帯へ;幻の工業開発の穴埋めとなった核燃料サイクル基地)
第10章 長安寺の遺骨(「死んでも帰れない。生きていても帰れない」;ふるさとへの帰還をあきらめ、生活再建へ向かい始めた被災者)
第11章 遅れた警報(大津波襲来知らされず命を落とした多くの人々;原発避難指示によって阻まれた住民の救出)
第12章 脱原発の攻防(2030年の原発依存度をめぐる激しい攻防;原発は本当に必要なのか。事故によって改めて突きつけられた疑問)
感想・レビュー
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