出版社内容情報
東日本大震災の瓦礫を利用して植樹をし、長大な緑の防波堤を築く…4000万本の木を植えた著者による、逆転の復興プラン!
その土地本来の植生に基づいた「ほんものの森」は、東日本大地震による津波に負けず生き残った。その防災力に着目した著者は、瓦礫を利用して植樹をし、長大な緑の防波堤を築くことを提言している。4000万本の木を植えた著者による逆転の復興プラン!
【著者紹介】
横浜国立大学名誉教授。世界各地で植樹を推進する現場主義の植物生態学者として、これまで国内外1700カ所以上で植樹指導し、4000万本以上の木を植えている。『植物と人間』『木を植えよ!』など著書多数。
内容説明
瓦礫を活用して、命を守るふるさとの森をつくる…!甚大な被害をもたらした東日本大震災の津波に耐えて、「その土地本来の樹木」はたくましく生き残り、その防災力を証明した。4000万本の木を植えた著者が提案する「森の防波堤」は、震災復興のため、将来の安全な暮らしのため、そして日本人の心を支えるための、遠大なプロジェクトである。
目次
まえがきに代えて 緊急提言!被災地跡に「森の防波堤」をつくろう
第1章 三・一一で証明された「本物の森」の防災力(津波に耐えて生き残ったタブノキ;あらゆる人工物を破壊した大津波 ほか)
第2章 日本人にとっての「いのちの森」(森はいのちの源;このままでは一〇〇年後に森が消滅する? ほか)
第3章 災害に強い多層構造の森(原爆の跡に芽声えていたタブノキ;タブノキにまつわる忘れ得ぬ想い出 ほか)
第4章 がれきを利用した「森の防波堤」プロジェクト(がれきを構造物として生かす知恵;環境先進国ドイツの事例に学ぶ ほか)
第5章 愛する者を守るために、木を植えよ!(いのちを守り、心を豊かにする森の力;日本の戦後の復興を支えたエネルギー源とは? ほか)
著者等紹介
宮脇昭[ミヤワキアキラ]
横浜国立大学名誉教授、IGES‐国際生態学センター長。世界各地で植樹を推進する現場主義の植物生態学者として、これまで国内外1700カ所以上で植樹指導し、4000万本以上の木を植えている。新日鐵、イオンなど企業と連携した植林活動も多く手がけている。1970年『植物と人間』で毎日出版文化賞、1991年『日本植生誌』(全10巻)で朝日賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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