「最後の特攻隊」の真相―消された偵察機「彩雲」

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「最後の特攻隊」の真相―消された偵察機「彩雲」

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  • サイズ B6判/ページ数 374p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784054049918
  • NDC分類 916
  • Cコード C0021

出版社内容情報

昭和二十年終戦当日、玉音放送後に飛び立った最後の特攻隊。それを見届けた偵察機搭乗員の手記が明かす真実とは!?

昭和二十年終戦当日、宇垣纏中将の最後の特攻を目撃した偵察機搭乗の中尉が残した謎の手記が存在した。偵察機搭乗員が明かした宇垣特攻の真実とは? なぜ、この手記が一顧だにされないのか。戦後置き去りにされてきた終戦時最大のミステリーに挑む!

内容説明

昭和二十年八月十五日―終戦当日、第五航空艦隊司令長官・宇垣纏中将が自ら率いて大分基地を飛び立った艦上爆撃機「彗星」十一機からなる最後の特攻隊。この最後の特攻には目撃者が存在した。その名は偵察機「彩雲」搭乗員、金子甚六中尉。金子中尉が遺した謎の手記、そしてそれが明かす宇垣特攻の真相とは?また、何故この手記は一顧だにされないのか。歴史に埋もれてしまった終戦時最大のミステリーに挑む。

目次

第1章 忘れ去られた幻の手記
第2章 死界への鹿屋基地
第3章 特攻の道案内「彩雲偵察隊」
第4章 宇垣五航艦、鹿屋を放棄
第5章 大分基地
第6章 「終戦詔書」発表前夜の謎
第7章 終幕を演じる宇垣特攻隊
第8章 金子中尉の正体
終章

著者等紹介

太佐順[タサジュン]
1937年鹿児島県生まれ。週刊誌記者、PR誌編集、出版社等に勤務。「新潮」「すばる」他の文芸誌に作品を発表。「季刊藝術」に掲載した『父の年輪』で第71回芥川賞候補になる。日本文芸家協会・歴史時代作家クラブ会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mimm

5
時系列や人物がこんがらがってくるので、もう1、2回読まないと完全には内容は読み込めないのだけど…。「最後の特攻隊」と言われ語り継がれる宇垣纏氏と11機の「彗星」。そしてその策敵のために鹿屋基地を飛び立った「彩雲」偵察機。その機長【金子甚六】中尉の発表した手記の矛盾から、著者の真相解明の旅が始まる。以前吉田紗知氏の「8月15日の特攻隊員」読んでいたので、道連れを選んだ人、それを見送った人の温度差が激しい。神話は作られたのか、事実は時とともに消えてしまうのかな。写真がたくさん載ってるのがとても良いです。2012/04/19

TURU

1
この著者はノンフィクションを書くのに向いていない。まわりくどいし出さなくてもよい人物を『自分はこれだけ取材しました。』のように名前を出すので、人物の相関が理解しきれない。あげくに自分の取材力の無さを個人情報保護法のせいにする。いろんなノンフィクション作家を読んだが、個人情報保護法を言い訳に 書いたのは初めてみた。これだけ取材したのならもっと戦時下の悲惨な思想、考え方、行動を伝えられたはず。2014/11/12

Koichi Mori

0
結局結論は謎のまま・・・戦後60年以上も経ってから証言を集めるのが困難なことはわかるが、後味の悪い終わり方は残念の一言に尽きる。2012/08/12

補充兵

0
長かった。つかれた。2015/12/04

Moriya Mononobeno

0
結論に至るまでがなかなか回りくどく結局、真相ではなくて推測の域を出ないのでは?でもこの最後の特攻隊の宇垣纒中将は「永遠のゼロ」でもあまり良く書かれていなかったのでそれなりの人物だったのだろう。でもそのような人間が軍の中枢部にいたことが特攻という愚かな選択にたどりついたのだろう。また、彼は例外ではなくて彼のような人物が多かったのかもしれない。軍隊に限らず、組織の中でいつも泣きを見るのは最前線にいる現場の人間だ。2013/11/21

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