内容説明
絢爛と咲き誇る栄光の時代・バロック。壮大に、華やかに、ヨーロッパの宮廷を飾り立てた音の魔術師たち。
目次
第1章 序章―演奏家の参入(個性;イタリア:バロックの揺籃期;楽器の発達と声楽の名人芸)
第2章 始まり(イタリア;寒い気候の音楽;イングランド)
第3章 流行の広がり―土地によって異なる様式(舞曲組曲の発達;長調、短調、転調;イタリア:歌の国;ドイツ;フランス;イングランド)
第4章 最盛期―後期バロック(イタリア;ドイツ;フランス;イングランド;コーダ)
著者等紹介
アンガー=ハミルトン,クライヴ[アンガーハミルトン,クライヴ][Unger‐Hamilton,Clive]
チェンバロ奏者を務めた後に出版界へ参入、著述活動をスタートさせた。音楽史に関する著書を手がける一方、評論家としても国内外の有力紙へ定期的にレビューを寄稿している。フランスで14年間活動した後、イギリス、ケンブリッジ北部の都市イーリーへ移住。現在は同地で音楽学者、翻訳家として活動している
小林英美[コバヤシヒデミ]
イギリス・オックスフォード大学に、国際ロータリー財団国際親善奨学生として大学院留学(1997‐98)。日本学術振興会特別研究員(1997‐99)、早稲田大学大学院教育学研究科博士課程満期退学(2000)、学術博士(早稲田大学2001)。専門はイギリス文学と文化、18‐19世紀文学の音楽・絵画での受容の諸相。現在、茨城大学教育学部准教授
田中健次[タナカケンジ]
国立音楽大学卒業、同大学院修了。企業勤務、音楽制作会社プロデューサーを経て、佐賀大学教授に就任。以降、大阪大学、大阪芸術大学、国立音楽大学音楽研究所、国立民族博物館、放送大学、放送大学大学院、島根大学大学院、早稲田大学、名古屋芸術大学、マレーシア・プトラ大学、タイ・チュラロンコン大学、国立台湾大学、国立台湾師範大学などの大学や研究機関で研究・教育指導に従事。現在、茨城大学教育学部教授・国立音楽大学講師。文学博士
市川純[イチカワジュン]
立教大学大学院文学研究科英米文学専攻博士前期課程修了。早稲田大学教育・総合科学学術院助手(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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