内容説明
200万部を超えて、今もなお感動の輪を広げる星野富弘誌画の原点。不慮の事故で手足の自由を奪われた著者が、筆をくわえてつづった心の詩画集。著者が描き直して新しくなった37点(掲載39点中)の詩画を収録。
目次
第1章 折れた菜の花(むぎのほ;ちゅーりっぷ;なのはな ほか)
第2章 花に寄せて(れんげつつじ;さつき;はなしょうぶ ほか)
第3章 風の跡(すかしゆり;ひなげし;どくだみ ほか)
著者等紹介
星野富弘[ホシノトミヒロ]
1946年群馬県勢多郡東村に生まれる。1970年群馬大学教育学部保健体育科卒業。中学校の教諭になるがクラブ活動の指導中頚髄を損傷、手足の自由を失う。1972年病院に入院中、口に筆をくわえて文や絵を書き始める。1979年前橋で最初の作品展を開く。2006年群馬県名誉県民。現在も詩画や随筆の創作を続けながら、全国で「花の詩画展」を開いている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
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コージー
35
★★★★★「たんぽぽ」 いつだったか きみたちが空をとんで行くのを見たよ 風に吹かれて ただ一つのものを持って 旅する姿が うれしくてならなかったよ 人間だってどうしても必要なものは ただ一つ 私も余分なものを捨てれば 空がとべるような気がしたよ2017/12/15
ゆみねこ
24
『花の詩画展』にて、購入。何とも胸に迫る素晴らしい絵と詩の数々。大切な宝物になりました。2013/10/29
おはなし会 芽ぶっく
7
メンバーが教えてくれた本。星野さんの最初の展覧会『花の詩画展』で誕生した四季抄 風の旅(1982年)。39作品のうち37作品に手が加えられ新編が誕生したそうです(2009年)。2020/01/11
izumasa57
3
桜が咲いた。机を整理していた。奥から出てきた。数年前、富弘美術館に行き買ってきた。読んでみると心がホッとする。「素直」って大切だな~。物の見方が愛に溢れている。2013/03/29
コメダ最高ズラ!
1
星野富弘さんの詩集をはじめて読んだのは小学生の時でした。 あの時はどうしたらこんな素晴らしい言葉が出てくるのかと思い、 星野さんの詩を模写したりしました。 自分も口に筆をくわえて。 あの時、星野さんが実はこの詩の裏側でこんなにも人間の醜いところを 思いながらこの言葉をつづったことを知りたかった。 泣きながら読んだ。2016/04/19