出版社内容情報
知的な遅れがなく、言語のある自閉症の人々、アスペルガー症候群、高機能自閉症と呼ばれる人々はかつて殆ど知られることがなかったが、社会に出てから通常の人とのコミュニケーションの困難から様々な問題があった。彼らへの理解と実践的な支援を集めた本。
内容説明
アスペルガー症候群、高機能自閉症と呼ばれる人々はかつてほとんど知られることがなかったが、社会に出てから通常の人々とのコミュニケーションの困難から様々な問題を起こしたり、社会性が身につかずに社会人として生きにくい現状がある。そこで少年期からの社会性獲得のための実践的な支援を集めた。
目次
第1章 今、最も必要なことは(問題行動の克服と青年期の社会性の獲得のために;高機能児の見分け方―ADHDとLDと、どこが違うか ほか)
第2章 具体的な支援のために(不適応と問題行動への支援―学習教材を利用した心理教育的援助の取り組み;社会性スキルの獲得を支援する―マイペースの軽減、社会的状況の理解 ほか)
第3章 最新医学からの話題(広汎性発達障害の神経学的基盤―扁桃体‐辺縁系仮説を中心に;水銀問題を考える―自閉症水銀説とキレート療法について)
第4章 社会性獲得のための学校教育とは(通常学級で高機能児に対応するコツ―彼らに取り組む教師たちの工夫;障害児学級で高機能児を伸ばす―通常の学級から障害児学級に移籍して適応した二つの事例 ほか)
第5章 青年期を迎えて(青年期のグループ活動がもつ意味―仲間がいて成長がある;人間関係でつまずかないために―保健所で実施している青年期広汎性発達障害者デイケア ほか)
著者等紹介
杉山登志郎[スギヤマトシロウ]
あいち小児保健医療総合センター心療科部長兼保健センター長
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